ドライブデートは信頼の表れ
まず、男性陣に朗報をお示ししたい。
「ドライブって密室だし、遠くに行った場所でケンカしたりして置き去りにされたりしたら大変だし、(デートとして)ハードルが高いです。ドライブデートするということは、相手の男性を信頼している証」(30代独身OL)
「初めて二人で食事にいったとき、『(近所でもいいけれど)三崎までマグロ食べに行きますか?』って聞かれて、躊躇せずその提案に乗ったんですけど、ある程度以上の好意がなければ『密室に二人きり』という空間は避けたいので、ドライブデートって一種の踏み絵になる感じが」(仮名:広告代理店、さとみさん)(以下、敬称略)
ドライブに誘ってOKをもらったら、かなり信頼されているといっていいだろう。しかし、だからといって油断は禁物だ。なぜなら……。
「ドライブデートって密閉された空間だから、好意はより好意が強くなるし、嫌悪はより嫌悪が強くなるし、男女関係への結果出しを早めてくれる感じはしますね」(広告代理店、さとみ)
要は、失敗は許されない。千載一遇のチャンスをモノにするために入念な下準備が必要なのだ。
相手への気遣い、思いやりが心を開く
ドライブデートを成功させるコツ、女性全員が異口同音に唱えたのはこれ。
「ちゃんとトイレ休憩を取ってくれること。女性のほうがトイレが近い」(経済評論家、勝間和代さん)(以下、敬称略)
自分が大丈夫でも、女性のトイレは近いもの。また女性は生理といったケースも考えられるので、化粧直しも含めてこまめに休憩を取るのは大事だ。
特に女性からは言い出しづらいはずなので、「そろそろ休憩しよっか、トイレにも行きたいし」などと自ら提案し、行きやすい環境を作るのがコツ。
また、トイレは大体の場合男性のほうが早く済むので、その間に飲み物やおやつ、アメなどを調達しておくとスマート。女性は一般的にアメを好み、会話のキッカケにもよいとか。
綿密な計画が成功を呼ぶ
さて、ドライブデートでは目的地、そこに至るまでのルートの選定、ランチやディナーとスケジュールを決めるのが大事だ。男性がよくやりがちな「いきあたりばったり」「無理な計画」は嫌われる最たる例。
「風景が綺麗とか、カーブが面白いとか、ここで休憩できるとか、計画いただいたことにじーんと感動」(30代既婚OL)
「電車で行きにくく、かつ、みんながあんまり知らない穴場に連れて行ってくれると嬉しい」(広告代理店、さとみ)
「ドライブコースはしっかりと余裕を持って、渋滞を避けるように設計しているかどうかで計画性の有無がわかります。パンパンのスケジュールはNG。いきあたりばったりの女性は少ないから、男性のいきあたりばったりさにはクラクラします」(経済評論家、勝間和代)
余裕をもったスケジュールを立てるためにも、予め下調べをする、事前にドライブルートを一人で下見することも大切だという。
「本命相手なら、(下見は)推奨ですね」(経済評論家、勝間和代)
その場合、二度目になったとしても「ここ、俺も初めてきたよ」というのが大事らしい。
渋滞を避けろ!
スケジュールを乱すことにもなる渋滞は鬼門だ。もともとの計画が狂うだけではなく、渋滞というだけでドライバーはイライラ、会話はなくなり、気まずい雰囲気になりがちだからだ。
「夕方にアクアラインや東名高速・中央道の上りに突っ込む男性は、人生もそういうタイプだということがわかる」(経済評論家、勝間和代)
確かにデートからお付き合い、結婚という発展、将来性を考えると、無計画に渋滞に突っ込んでいる場合ではない。高速道路の渋滞は予測可能なので、あらかじめ調べて避けることが重要だ。
ホンダのインターナビやパイオニアのサイバーナビは渋滞予測をしてルートガイダンスを行うため、ハイテクに頼るのもいい。
渋滞にあたったら機転をきかせろ!
しかし、いくら念には念を入れても、突発的な事故渋滞などは発生しうる。そんなときこそ機転をきかせるチャンスだ。ピンチはチャンス!
あらかじめ用意したDVDを再生して気を紛らわす、暇だからとスマホをいじりはじめるとすぐに電池がなくなるので、USB充電器を用意して使ってもらうなどの気配りが大事だ。
ただ、このときラジオを再生するという選択肢は非常にグレーゾーン。
「ラジオって芸能人の話を聞くメディアのイメージ。会話する気ないの?、って思う。例えば好きな芸能人のラジオを集中して聞いているとき、色々聞かれたら嫌でしょ」(30代独身OL)
InterFMのような洋楽メインの局だとBGM的に使えるかもしれないが、確かに私が Perfumeのラジオを聴いている時、会話はなくなるだろう……。