「LEXUS DESIGN AWARD 2016」のテーマは、“Anticipation”(予見)。
人々や社会のニーズを先読みすることで商品性やサービス向上を追求し、驚きと感動を創造しているLEXUS。同社が重視する“Anticipation”(予見)をテーマとすることで、次世代を担うクリエイターによる独創的な解釈とLEXUSが求める次世代の革新的デザインの提案が期待される。
「LEXUS DESIGN AWARD 2016」の入賞12作品は、イタリア・ミラノで開催される世界最大のデザインエキシビション、ミラノサローネ2016のLEXUS会場という大舞台に展示予定だ。
さらに入賞12作品のうち、4作品の受賞者は世界的クリエイターをメンターとしたセッションを通じてプロトタイプを制作でき、受賞者にはプロトタイプ制作費として最大300万円が支援されるほか、自身の作品についてのプレゼンテーションをミラノデザインウィーク2016のLEXUS会場で行う。
最終審査を経てプロトタイプ4作品の中から、「LEXUS DESIGN AWARD 2016」の頂点となるグランプリ1作品を決定する。
LEXUS DESIGN AWARD 2015で初代グランプリに輝いたエマヌエル・コルティ氏とイヴァン・パラティ氏の「Sense-Wear」は、ミラノでの展示後、日本・ロシアでのLEXUS関連イベントでも作品展示を行った。
同パネル入賞者の阿津侑三氏は、LEXUS COLLECTIONで自身の作品「INSTAMP」の商品化というチャンスを得て、2015年秋の発売に向けて準備を進めている。
また、LEXUS DESIGN AWARD 2014受賞作品「Iris」のセバスチャン・シェラ氏は、その後、自身のプロダクトブランドを立ち上げ、今年のミラノデザインウィーク2015において個展を開くなど、過去の受賞者はそれぞれが目覚ましい活躍をしている。
本アワードの応募受付締切は10月18日まで。2016年初頭に入賞12作品を発表予定だ。なお、コンペティションの詳細や応募方法(応募は英語のみ)は、オフィシャルサイトより行える。
昨年度の受賞作品は「五感」というテーマから、機能的な面よりも感覚に訴求する傾向があったが、今回の「予見」というキーワードをどのような角度から解釈するのか、その傾向や多様性も見どころ。
デザイナーならずとも興味深いコンペティションとなりそうだ。
(オカダヒロタケ)
*「LEXUS DESIGN AWARD 2016」作品募集開始‐テーマは“Anticipation”(予見)‐
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