ドイツ本国で発表されたアウディの超・高性能サルーン「S8 プラス」は、専用チューンの4.0リッターV8ツインターボを搭載し、最高出力605ps/最大トルク700Nmという圧巻のパフォーマンスを発揮する。
ラグジュアリーな大型サルーンながら、速度無制限のアウトバーンをリードする存在になり得る性能をもっているのだ。
すでに十二分な速さを持つ「S8」からは、実に85ps/50Nmもの「プラス」となる。さらにオーバーブースト機能を発動すれば、最大トルクは750Nmにまで向上する。
内外装はもちろん、最速モデルに相応しい特別な仕立てだ。外装は光沢ブラックのリップスポイラーやトランクスポイラー、テールパイプなどによって、性能強化とクールな見た目を両立。
内装では、カーボン調パネルやレッドステッチがスポーツ性を際立たせている。
価格は日本円で約1,990万円。他ブランドのライバルとしては、5.5リッターV8ツインターボ(585ps/900Nm)を搭載する「メルセデス-AMG S63ロング(2,458万円)」や、4.4リッターV8ターボ(560ps/680Nm)を搭載する「BMW M6グランクーペ(1,796万円)」が挙げられる。
スペックデータを比較すると、最大トルクこそS63ロングに譲るものの、最高出力では圧倒している。そして、FRを採用するライバルたちに対し、クワトロ(4輪駆動)というアドバンテージもある。
しかも、S8プラスでは専用チューンのスポーツ・エアサスペンションや、21インチの大径タイヤ&アルミホイールなどを装着し、足回りをさらに強化している。
本国では11月末から発売される予定。日本への導入も大いに期待したいところだ。
(zlatan)
写真:Audi.AG
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