新型「488スパイダー」最大の魅力は、フェラーリ一流のエンジンサウンドをオープンエアで堪能できることだろう。
25kgもの軽量化が図られたリトラクタブル式のハードトップは、わずか14秒で開閉動作が完了。思い立ったらすぐに、官能的なV8サウンドに包まれることができる。
サウンドの源たる新開発の3.9リッターV8ターボは当然ミッドシップに搭載され、最高出力670ps/最大トルク760Nmのスペックデータは、クーペ版とまったく同じだ。
そして0-100km/h加速は、オープンながらもクーペと同タイムの3秒フラット! また、サーキットやアウトバーンなど限られた条件下でしか再現できないが、0-200km/h加速は8.7秒をマークし、最高速度は325km/h(クーペは330km/h)に達する。
エアロダイナミクスの進化も特筆モノで、488スパイダーはフェラーリのオープンカー史上もっとも優れた空力性能を得ている。また、屋根が無い分ゆるくなりがちなボディも、ねじり&曲げ剛性ともにクーペと同等レベルに引き上げられているという。
Youtubeのフェラーリ公式チャンネルには、ローンチビデオが先行公開されている。残念ながらV8サウンドを聞くことはできないものの、期待感を膨らませるには充分だ。
(zlatan)
写真:フェラーリ
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