前身にあたるAudi 100から47年、アウディブランドの最長寿モデルという側面を持つ「アウディA6」。
新型の内外装は、周囲のクルマを眩惑することなく、常にハイビームで走れる「マトリクスLEDヘッドライト」をはじめ、新デザインのシングルフレームグリルやテールライト、バンパーなどを採用し、内外装のカラーに新色を設定した。
パワートレーンは「RS6 アバント」を除く全モデルで、パワー向上と燃費改善を両立。先代比でパワーは最大48ps向上、燃費は最大17%改善しているという。
豊富なラインナップも特徴的だ。ボディ、セダン/アバント/オールロードの3タイプ。エンジンは、1.8リッター直4ターボ/2.0リッター直4ターボ/3.0リッターV6スーパーチャージャー/4.0リッターV8ターボの4タイプが用意され、トランスミッションは4.0リッターV8ターボのみ8速AT、それ以外には7速Sトロニック(DCT)が組み合わされる。
そして、従来まで設定されていた「A6 2.0 TFSI」と「A6 ハイブリッド」をスパっと廃止。前者は新たなエントリーグレードとして期待されたが、CVTのフィーリングがネガとなったか。
ハイブリッドは燃費的に大きなインパクトをもたらすことができず、ライバルに対しての競争力もイマイチだったと言わざるを得ない。
今回のラインナップ整理は、来年早々とも言われる“ディーゼルモデル”の日本導入を見据えたものだろうか。そう、マイナーチェンジで魅力を増した新型「アウディA6」の真打ちは、もう少し後にやってくる。
■グレードと価格
A6 1.8TFSI=628万円
A6 アバント 1.8TFSI=666万円
A6 2.0TFSI クワトロ=680万円
A6 アバント 2.0TFSI クワトロ=718万円
A6 3.0TFSI クワトロ=888万円
A6 アバント 3.0TFSI クワトロ=926万円
A6 オールロードクワトロ=959万円
S6=1308万円
S6 アバント=1,346万円
RS6 アバント=1,729万円
(zlatan)
写真:アウディ・ジャパン
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