7月16日に発売された「新型パサート」には、10種類にも及ぶ最新のセーフティデバイスが全モデルに標準装備されている。
そのうち、全車速追従機能付きの「ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)」と車線維持システム「レーンアシスト」の連携では、高速道路での“ほぼ自動運転”を実現している。
もちろん、完全にクルマ任せで走ることを推奨しているわけではなく、あくまでも主役(ドライバー)をサポートする機能だが、“未来”をいち早く体験できる装備といえる。
そのほか、追突のリスクや被害を軽減する「フロントアシスト」、車線変更時の接触を未然に防ぐ「サイドアシスト・プラス」、後退時の自動ブレーキも備えた「リヤトラフィックアラート」など、まさに全方位にわたって安全性を強化している。
パワートレーンも多彩。まずはガソリンターボの「TSI」仕様のみが発売されたが、来年早々には最新のディーゼルターボ「TDI」、プラグインハイブリッドの「GTE」が日本にやってくる。
とくに注目は、「ようやく」と言っていいディーゼルだ。BMWやメルセデスといったプレミアムブランドが先行する輸入車のディーゼル市場だが、パサートから始まり、2016年中とも言われるゴルフや他モデルへの展開が実現すれば、「ディーゼルの民主化」が一気に加速する。
また、ボディバリエーションには「セダン」「ヴァリアント(ワゴン)」に加え、SUV風の「オールトラック」が追加される予定だ。
積載力が高く、ロングドライブも得意、万全のセーフティデバイス、おまけにセクシー……、アクティブなライフスタイルを送るIGNITE読者にとって、嬉しい選択肢がまた増えたと言えるだろう。
(zlatan)
写真:zlatan、フォルクスワーゲングループジャパン
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