いつか夢で見た風景……そんな場所がモロッコの山奥に存在する。その街の名前は「シャウエン」。

モロッコの北部、リフ山脈の奥深くに佇む小さな小さな街で知る人ぞ知る街、と言いたいところだが、旅行マニアは勿論、最近ではテレビ等で紹介されることも多く、日本でもツアーが組まれるほど注目を浴びている場所である。

けれど、不便な立地にあるため実際にシャウエンを訪れた人はまだ少ない。名前は知らずとも、写真を見ればピンと来る人も多いだろう。

どこまでも続くシャウエンブルーと呼ばれる青色とコントラストが映える白に染まる景観がとても印象的で、一目見たら忘れられない強烈なインパクトを残す。

私自身も数年前に見たシャウエンの写真がいつまでも脳裏に焼き付き、恋い焦がれた想いを抑えることが出来ずシャウエンの地を訪れたクチである。