「meccanica delle emozioni(感情を持った機械)」……、新型ジュリアを一言で表すフレーズはこうなる。そのスポーティかつ妖艶なプロポーションは、これぞイタリアンデザインという芸術的な仕上がりだ。
伝統的な三つ葉のノーズを中心に、低く構えたクラウチングスタイル、直線と曲線のオマージュによるダイナミックな陰影、ブラックアウトされたピラーなど、ひとつひとつのディテールを巧みにバランスさせて、色気のあるスポーツセダンを描き出している。
また、個人的には世界一クールだと感じているエンブレムもブラッシュアップされ、十字架と大蛇が融合したようなデザインに変わっている。
フェラーリ出身のエンジニアによってチューニングされたオールアルミ製のV6ターボエンジンは、最高出力510psというパワーを発揮しながら、気筒休止システムも備えて環境性能にも配慮。0-100km/h加速は3.9秒をマークしているという。
もちろん、楽器のような音色を響かせる官能的なエキゾーストノートにも期待できそうだ。このエンジンは、最上級グレードの「クアドリフォリオ」に搭載される。
駆動方式はFRと4WDを設定し、50:50の理想的な前後重量配分も実現。また、トルクベクタリングやアクティブエアロスプリッターといった最新テクノロジーも積極的に採用するなど、イタリアンスポーツならではの刺激的な走りにも強いコダワリを見せる。
日本では10月末の東京モーターショーで、その姿を目にすることができそうだ。
(zlatan)
写真:FCAジャパン
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