先代GLKが無骨なクロカン風スタイルだったのに対し、新型「GLC」には都会で映えるスタイリッシュなデザインが与えられ、大きくイメージを変えている。
その上で、SUVらしい逞しさや走破性の高さを予感させる造形、さらにはラグジュアリー感を巧みに融合しているあたりは、さすがはメルセデスの仕事と言える。また、よりアグレッシブなAMGバージョンやオフロードバージョンも用意されるようだ。
最新メルセデスの流儀に則ったインテリアも、実にスポーティかつモダンな装い。センターコンソールからアームレストへと続くラインをはじめ、素材や仕立ての美しさは写真からも伝わってくる。ブルーのLED照明も効果的だ。
リアシートは40:20:40の分割可倒式。テールゲートはリアバンパー下に足を近づけるだけで開閉可能で、ラゲッジスペースは通常時580リッターから最大1,600リッターまで広がる。
パワートレーンは、ガソリン1基とディーゼル2基、さらにプラグインハイブリッドが設定され、最新の9G-トロニック(9速AT)と組み合わされる。
もっともベーシックな「GLC 220 D 4MATIC」では、最高出力170ps/最大トルク400Nmを発揮しながら、燃費も約23.8km/Lと極めて優秀な数値をマークしている。
ドライブモードは「エコ」「コンフォート」「スポーツ」「スポーツ+」に加え、「オフロード」が用意される。
BMW X3やアウディQ3などと鎬を削っていくことになる新型「GLC」には近い将来、よりスタイリッシュな「GLCクーペ」の登場も予定されている。
(zlatan)
写真:メルセデス・ベンツ・カーズ
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