さっそく動画をチェックしてほしい。
いかがだっただろうか? 0-300km/h加速は11.92秒、そこからのフルブレーキによる300-0km/h停止は6.03秒。トータルタイム17.95秒は、量産車レベルを超えた加速や制動力があってこその記録だ。
2011年に同社の「アゲーラ R」が21.19秒をマークしていたが、今回それを3.24秒も短縮している。
また、タイムアタック中にステアリングから手を離しているあたりは、「One:1」が極めて高い直進安定性を持っていることの証だろう。スピンターンを決めながら、さりげなくスタートグリッドにつくあたりもクールだ。
「One:1」はスウェーデンのケーニグセグ社が創業20周年を記念して製作した「ハイパーカー」で、昨年3月のジュネーブショーで発表され、わずか6台のみが生産されている。
搭載エンジンは、最高出力1,360ps/最大トルク1,371Nm(!)を生みだす5リッターのV8ツインターボ。量産車として初めて最高出力が1メガワット(1,360ps=1,000kW)に達したことから、「メガカー」とも呼ばれる。理論上の最高速は、440km/hにも達するという。
「One:1」という車名は、パワーと車重(1,360kg)がイコールの関係(パワー・ウェイト・レシオ=1kg/ps)になったことに由来している。
その一方、環境に配慮したグリーンテクノロジーも採用され、生物燃料・レース用燃料・通常の燃料のいずれでも走行可能としている。
「One:1」は既に完売しており、残念ながら増産の予定も無いが、「One:1」で培われた技術を応用した「アゲーラ RS(25台限定)」や1,806psを放つプラグインハイブリッドの「レジェーラ(80台限定)」が近く登場する。こちらにも期待が膨らむ。
(zlatan)
写真:ケーニグセグ日本正規ディーラー・株式会社ブラット
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