フォルクスワーゲン(VW)の「ポロ GTI」「ゴルフ GTI」「ゴルフ R」に、6年ぶりにMTモデルが設定され、6月11日から販売がスタートする。
1990年代の終わり頃、VWは従来まで2軸だったマニュアルトランスミッション(MT)を革新的な3軸構造とし、フロント部分に空間的な制約が多いFF車にも高性能なパワートレインや補機類を搭載できるようにした。
この技術が、ATのラクさやMTのダイレクト感を両立した「DSG(デュアルクラッチ)」につながっている。ちなみに3軸構造のMTをはじめて搭載したのは、2000年11月に日本で発表された「ボーラ V6 4MOTION」である。
今回の3モデルの仕様や装備は基本的に「7速DSG」モデルと同様だが、6速MTの復活にあたって、ちょっとしたボーナスもある。
「ポロ GTI」の6速MTモデルは、192psのピークパワーこそ7速DSGと同じだが、そのパワーは1,100rpm低い回転域(4,300-6,200rpm)から放たれ、最大トルクは70Nmも増幅した320Nmを発揮する。より痛快な走りを楽しめること間違いなしだ。
また、「ゴルフ R」には新色のトルネードレッドとライムストーングレーメタリックが追加された。
価格は「ポロ GTI」が327万5,000円、「ゴルフ GTI」が389万円、「ゴルフ R」が539万円。
MT免許が宝の持ち腐れとなっているアナタ、あの頃の歓びを取り戻して、非日常のドライブ時間を堪能してみてはいかがだろうか。
(zlatan)
写真:フォルクスワーゲン グループ ジャパン
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