オープントップバスから望むギラギラのイルミ
カジノといえばギラギラのネオンは欠かせません。もちろんマカオも例外にあらずです。マカオを訪れたらそんな夜の派手な電飾を楽しまずにはいられませんが、問題はどこから見るかということ。
オススメは、乗り合いのオープントップバスで行くナイトツアーです。オープントップンバスとは屋根のない超開放的な二階建てバスのことで、眺めのよい高い位置から夜景を楽しむことができるのです。
マカオフェリーターミナルを出発したバスは、マカオ半島で「ウィン・マカオ」の噴水ショーを特等席から楽しんだ後に「ホテル・リスボア」や「グランド・リスボア」などのまばゆいばかりのド派手なライトアップを堪能。
視界を遮られることなく特等席から頭上にまで広がるその電飾を見ることができるのがオープントップならではの魅力です。
西湾大橋を渡ってタイパに渡って対岸からマカオ半島の夜景を見た後、バスはコタイ地区の新しいカジノリゾート街を駆け抜けます。コタイ地区のホテルはどれも2007年以降にオープンしただけあって、電飾もいかにもカジノといったマカオ半島のギラギラ感とは異なる洗練された大人の雰囲気。その対比も興味深いですよ。
世界遺産「ギア要塞」から見るマカオ市街地
マカオ半島でもっとも高い場所(地上92m)に位置するギア要塞。世界遺産でもあるここは、マカオの街をじっくりと眺められる場所でもあります。マカオタワーと違うのは、手を伸ばせば街に手が届きそうな眺めだということ。街の様子を観察するとともにマカオの息吹を感じられる、ぜひとも訪れたい場所です。
マカオ最南端にある竹湾ビーチの海岸線
コロアンの南端、マカオでもっとも南となる場所に竹湾ビーチと呼ばれる場所があります。ここは「静かなマカオ」を感じられる場所。波の音を聞きながら、街の喧騒とは無縁の静寂な夜景を楽しむことができます。
近くには「ポウサダ・デ・コロアン」というポルトガル民宿風のコンパクトな隠れ家的リゾートホテルがあり、併設のレストランで伝統的なポルトガル料理を味わうことも可能。高台から静かな海を眺められるテラス席がオススメです。
番外編 ヴェネチアンのゴンドラ
カジノを中心に約3,000室のホテルや350店を誇るショッピングモールまである巨大リゾート「ザ・ヴェネチアン・マカオ」。ラスベガスの同施設とおなじく施設全体がイタリアのヴェネチアをイメージしていて、ショッピングモール内にある運河には本場同様にゴンドラが運航しています。
ここを訪れたらぜひ、118パタカ(1名)を払ってゴンドラに乗りましょう。
船頭のカンツォーネとともにそこに広がるのは、水の上ならではの風景。筆者を担当してくれた女性船頭は「オーソレミオ」「ムーンリバー」、そして日本語でキロロの「未来へ」と3曲も歌ってくれました。
このゴンドラでの体験は大切なパートナーとのいい思い出になることを約束します。ただし、“陸の上”のギャラリーが容赦なく写真を撮ってくるので、ワケありカップルは乗船を避けたほうがいいかもしれませんね。
(くぼき ひろこ)
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