現在開催中のオート上海において、BMWがブランド初の量産PHV(プラグインハイブリッド)、「X5 xDrive40e」を世界初公開した。
BMWはサブブランドの「i」でPHVの「i8」を展開しているが、ブランド本体としては初のPHVとなる。このモデルは、2年前のフランクフルト・モーターショーで初公開された「コンセプト X5 eDrive」の市販版だ。
コンセプトカー譲りのPHVシステムは、2.0リッター直4ターボ+8速AT+電気モーターという組み合わせ。最高出力はエンジン単体で245ps、モーターは113ps、システム全体では313psを発生する。
EVモードでの最高速度は120km/h。最長31kmのゼロエミッション走行を可能とし、欧州複合モード燃費は大型プレミアムSUVとして秀逸な29.4km/L~30.3km/Lをマークしている。
リチウムイオンバッテリーはラゲッジ下に搭載されているが、使い勝手や容量はガソリン仕様とほとんど変わらず、後席を倒せば最大1,720リットルのフラットな空間が広がる。
価格や販売時期は明言されていないものの、よりスポーティな「Mスポーツパッケージ」が設定されることは決定済みだ。
今後もPHVを積極的に展開していくというBMW。X5のクーペ版「X6」にPHVが設定されるのも時間の問題だろう。
(zlatan)
写真:BMWグループ
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