このフィルムのタイトルは、『And the World Stood Still(そして、世界の時が止まった)』。2年前、ロールス・ロイスの「レイス」が発売されたときに制作されたプロモーション・フィルムだ。
ロケ地は、スペイン・パルセロナ近郊。100台の一眼レフカメラと36台のコンピュータ、さらには1.5kmにも及んだケーブルを駆使して撮影されたという。
今回このフィルムが、国際ビジュアルコミュニケーション協会(IVCA)で金賞を受賞し、さらに英国映画協会(BFI)のアーカイブ映像として認められたことを記念し、1台の特別仕様車が設定された。
それが「レイス“インスパイアード by フィルム”」。フィルム=「銀幕」にちなみ、ボディは2トーンのシルバー塗装とされ、ボンネット上で輝く「スピリット・オブ・エクスタシー」のオーナメントも純銀製とされた。
後方に開くコーチドアの中は、渋いグレーインテリアと印象的な木目パネルなどによって、特別な空間に仕立てられている。
ベース車のレイスは、ロールス最強&最速の2ドア・ラグジュアリークーペ。心臓部の6.5リッターV12エンジンは624ps/800Nmを生みだし、大柄なボディながらも0-100km/h加速はわずか4.9秒。「魔法の絨毯」と表現される快適な乗り心地はそのままに、アスリートとしての資質が高められている。
当初は発売予定の無いショーモデルと思われたが、世界中のロールス・ロイス・ディーラーで販売がスタートしている。物語の続きは、ここ日本でも見ることができる。
(zlatan)
写真:ロールス・ロイス・モーター・カーズ
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