フロントマスクを中心に内外装の大幅なブラッシュアップを果たし、車名も新たにリスタートする新型GLEクラス。今回のスタンダード版は、スタイリッシュな佇まいを大きな魅了とする「GLEクーペ」に対し、コンベンショナルなSUVスタイルとそれによる利便性の高さを持つ。
注目は多種多様なパワートレーン。V6ならびにV8ツインターボなどのほか、欧州での新たなエントリーグレードとして4気筒ディーゼルの「GLE 250d」、さらにプラグインハイブリッドの「GLE 500 e 4MATIC」も設定される。
ラインナップ全体の燃費やCO2排出量は、先代モデルから17%も改善されているという。
中でも4気筒ディーゼルは、このクラスでもっとも優れた効率性や低燃費を実現していると胸を張る。大柄なボディながらも、100キロ走るために使用する燃料はわずか5.4L。馴染みのスタイルで表記すると、約18.5km/Lとなる。
その一方で、高性能版の「メルセデス-AMG GLE 63/GLE 63 S」、さらにはV12ツインターボによる最高出力630ps/最大トルク1000Nmという驚異的なスペックを誇る「メルセデス-AMG GLE 65」も設定し、ラインナップに広がりと深みをもたせた。また、コーナリング時のロールを抑える「アクティブ・カーブ」といった最先端のハイテク装備も搭載する。
新型GLEクラスの日本導入は2016年以降になりそうだが、「パワートレーン改革」を積極的に進めているメルセデスのこと、ディーゼルやプラグインハイブリッド仕様の導入も期待してよさそうだ。
(zlatan)
写真:ダイムラーAG.
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