レンジローバーの2016年モデルにシリーズ最高峰の「SV オートバイオグラフィ」が設定され、4月1日に開幕するニューヨーク・オートショーで世界初披露される。

まず外装では、グラファイトとクロームによる上質な専用フロントグリルをはじめ、ボディカラーにレンジローバーとして初めて2トーン塗装をオプション採用したところに注目だ。車体上部はブラック固定で、9色が用意される下部のセレクトによって、個性や特別感が表現できるようになった。

内装の豪華さも目を見張るもの。ローレット処理が施された各種スイッチやペダルは、見るたびに触れるたびにディテールの美しさを感じられる。また、考えられる快適装備がすべて備わるリアシートは、まるでリムジンのような極上の空間に仕上げられている。

伝統の職人芸による豪華かつ洗練された「SV オートバイオグラフィ」の内外装は、審美眼を持つ大人さえもイチコロにすることだろう。

ハイライトは、斬新なラゲッジスペースだ。後方に伸ばして使えるスライディングデッキに加え、「イベントシーティング」と呼ばれるオプション装備が用意された。

普段は床下に格納されているアルミと上質な革による折り畳み式シートを活用すれば、これまでには無いラグジュアリーなアウトドアスタイルを演出することができるだろう。

搭載エンジンは、専用チューンが施された5リッターV8スーパーチャージド。レンジローバー史上最強となる最高出力550ps／最大トルク680Nmというパフォーマンスを発揮し、よりスピーディかつ快適な移動をパッセンジャーに約束する。

アウトドアに出掛けたくなるシーズンが訪れた日本。「SV オートバイオグラフィ」でキャンプや旅に出ることができたらどんなに良いだろうか……。ポカポカ陽気に誘われて、ついつい夢想してしまう。

（zlatan）

写真：ジャガー・ランドローバー

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