アウトランダーはミドルサイズのクロスオーバーSUV。初代モデルの誕生は2005年で、今回披露されるモデルは2代目モデルのビッグマイナーチェンジ版となる。
現行モデルでとくに人気なのは、プラグインハイブリッドEVの「アウトランダーPHEV」だ。他にはないSUVスタイルのEV、ロングラン性能や経済性の高さ、伝統の4WDによる走破力、アウトドアで活躍する給電機能など、その美点や先進性は数多い。
とくに未来的かつインテリジェントな走りは専門家からの評価も高く、弱点は「デザインのみ」とも言われていた。
そんな声を聞いてかどうか、新型アウトランダーでは、MITSUBISHI新世代のデザイン言語を導入するなど、これまで以上にデザインに力を注いでいる。また、100箇所以上の改良によって、ハンドリングや乗り心地、ノイズレベルなど、走りの質もワンランクアップされているようだ。
下の写真は昨年のパリショーで披露された「アウトランダーPHEV コンセプト-S」だが、このモデルには新型アウトランダーを読み解くヒントが散りばめられている。
そのデザインは、未来的ながらも控え目だった現行モデルから一変。力強くアグレッシブなフロントマスクは、見る者に強いインパクトを残すだろう。漆箱をモチーフとしたコンソールなど、内装のプレミアム度も飛躍的に向上している。
果たして新型は、「走ると凄いんだけど、もう少しカッコよかったら……」という声を打ち消す姿で我々の前に現れるのだろうか。アンヴェールの時を期待して待ちたい。
(zlatan)
写真:三菱自動車
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