有機的なラインが艶めかしいフェラーリF1コンセプト

2段式のフロントウイングに備わるディフューザーからして、既存のF1デザインとは違う。大口径のダクトと一体化されたノーズコーン、カーボンでカバーされたステアリング・ロッドなども、ダイナミックでアグレッシブなイメージに繋がっている。

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ウロコを思わせるスリットが穿たれヘルメットと一体化を果たしたボディカウル、大径ホイールにロープロファイルなタイヤ、大型だがウイングボディ全体とラインが連なっているリアウイングなど、サイド&リアセクションはさらに有機的なイメージを強くしている。

また赤く光るテールは、新世代・エンジンとはことなる推進力を持つパワーユニットをイメージしたものだろうか。 レギュレーションが複雑化するなか、ここ数年のF1カーのデザインに魅力が乏しくなってきたのは事実。それだけが理由ではないだろうが、サーキットに足を運ぶオーディエンスの数も減少している。スクーデリア・フェラーリのデザイナーが考えたこのコンセプトモデルはあくまで一案にすぎない。

しかし、子供が目を輝かせ、大人も心踊らせる未来感あふれるデザインが今後のF1には必要ではないだろうか。

参考:http://f1concept.ferrari.com/

(武者良太)

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