■「LEXUS DESIGN AWARD 2015」
今回のテーマは“Senses”「五感」。
LEXUS INTERNATIONAL EVP マーク・テンプリン氏が開催にあたって寄せたメッセージによれば、五感を楽しませることはLEXUSのクルマづくりにも深く関わっているそう。
流麗なエクステリアを見て楽しむ、エンジン音やエキゾーストノートを聴いて楽しむ、上質な素材のインテリアに触れて楽しむ、新車の香りを楽しむ……。
今回のアワードでは、クルマの世界にこだわらず、五感を刺激する新しい表現が募られ、72カ国から 1,171作品もの応募があった。
■審査員・メンターには世界的クリエーターと文化人が集結
昨年の11月には、様々な分野で世界的な活躍をする審査員・メンターによる厳正な審査が行われた。
審査員には建築家の伊東豊雄氏や、ニューヨーク近代美術館のシニアキュレーターであるパオラ・アントネッリ氏など、そうそうたる文化人が名を連ねる。
■ミラノサローネ出品にむけて
2015年4月には『ミラノデザインウィーク 2015』のLEXUS会場にて、今回の入賞4作品のプロトタイプと8作品のパネルによる展示が行われ、プロトタイプの中からグランプリ1作品が決定される。
プロトタイプの制作は、それぞれ担当のメンターたちの助言を受けながら行われるそうだ。
メンターは皆、第一線で活躍するクリエイター。建築家アーサー・ファン氏、ゲームデザイナーのロビン・ハニキー氏、建築家・デザイナーのネリ・アンド・フー 氏、そしてデザイナーのマックス・ラム氏だ。
■受賞作
上記のメンターたちの協力を得て制作される4つの作品をご紹介する。
海老塚 啓太の『ANIMAL MASKS』。「動物の能力を体験できる仮面」という、なんともエキサイティングな作品。
中森大樹/アドリアーノ アルファーロ/ガエターノ ミルコ ヴァティエロのグループは羽ばたく動きで発電しながら発光するモビール『Diomedeidae』を制作する。
マリーナ メリャアド メンディエタ『LUZ』は自然の天候に応じて変化する繊細な照明。
エマヌエル コルティとイヴァン パラティによるグループCaravanの作品は『Sense-Wear』というユニークな衣装・装飾品。身に着けることで様々な感覚を高めるものだそう。
パネル展示が行われる他の8作品も、公式サイトで見ることができる。
【参考】LEXUS DESIGN AWARD
■審査員総評
<審査員総評>
第3回を迎えた「LEXUS DESIGN AWARD」には、自由で多様性に溢れたすばらしい作品が、 非常に多く集まった。“Senses”「五感」というテーマのもと、機能の訴求よりも感覚の訴求を 表現する提案が多かったことも、今回の傾向と言える。審査会でのディスカッションを通じて、 デザインイノベーションに寄与するであろう 12 の入賞作品決定に至った。
発表された総評のとおり、「五感」というものに対する新たなアプローチと、未来に向かうクリエーターのセンスを感じられる受賞作の数々。
デザインの可能性の無限の拡大にワクワクせずにはいられない、とても新鮮なアワードとなった。
ミラノサローネに展示されるプロトタイプの完成が楽しみである。
(くぼきひろこ)
【関連記事】
※レクサスの高性能スポーツセダン「GS F」の最新映像をチェック!
※レクサス NX200t “F SPORT”の激アツな走りを「動画」で体感!
※目黒に家具ブランドDAIVAの直営店「stacks」がオープン!
※もうベンツじゃない?「メルセデスAMG」新型C63をパリで披露
- 1
- 2