これまでは一部の車種だけにクリーンディーゼルやハイブリッドを設定していたメルセデスだが、2015年下半期には、いよいよ主力のCクラスにも積極展開する。
まずは日本でもその魅力がじわじわと広がっているクリーンディーゼル仕様。最新のクリーンディーゼルはご存じの通り、力強いトルクや燃費の良さ、環境性能の高さ、ランニングコストの安さなど、ユーザーが享受できるメリットが多いことから高い人気を集めている。
Cクラスのクリーンディーゼル仕様は、欧州では1.6リッター直列4気筒ディーゼルターボ(115ps/280Nmもしくは136ps/300Nm)と2.2リッター直列4気筒ディーゼルターボ(115ps/400Nmもしくは204ps/500Nm)を設定。日本導入グレードは現時点では不明だが、たとえば115ps仕様の「C220 ブルーテック」は、低回転域から発揮する400Nmの豊かなトルクと、欧州複合モード燃費で4.0L/100km(≒25km/L)という優秀な燃費性能を両立している。
ちなみに直列4気筒ディーゼルターボは、下半期予定のCクラスに先駆け、春からEクラスとCLSクラスに導入される。
もうひとつは、Cクラス初のプラグインハイブリッド仕様。2.0リッターのガソリンエンジンと電気モーターの組み合わせによって、システム合計出力は279ps/600Nmを発揮する。EVモードによるゼロ・エミッション走行は最大31kmで、100km走るのに必要な燃料はわずか2.1リッターだ。
さらに、年末にはメルセデス初のディーゼルハイブリッドの日本導入が予定されている。車種についてはまだ極秘扱いだが、Cクラスという可能性も少なからずある。というのも、Cクラスには欧州で「C300 ブルーテック ハイブリッド」というグレードがあるからだ。
セダンが昨年7月から、ステーションワゴンが同11月からの販売スタートながら、2014年に10700台以上を売り上げている新型Cクラス。通年販売となる今年は、新たなパワートレーンの導入を追い風として、さらに販売台数を伸ばすことだろう。
mercedes-benz.co.jp – 公式 メルセデス・ベンツ
(zlatan)
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