■2014年は前年比12%増
ロールス・ロイスが発表した2014年の販売台数は4,063台。111年の歴史の中でも最高の数字となった。2009年以来、5年間連続の販売増という記録も打ち立て、ますますの好調ぶりをうかがわせている。
■北米がトップ
地域別の販売数では、北米がナンバーワンの座に。他にも中東やヨーロッパ、そして日本の市場も記録的な成長を見せている。ロールス・ロイスブランドの故郷である英国は世界第4位のセールスとなった。
■セールスを牽引した『ゴースト Series II』と『レイス』
比類なき最高級サルーンたる『ファントム』とともに、今回の好調の起爆剤となったのは『ゴースト Series II』と『レイス』だ。
ブランドの中核モデル『ゴースト』のフルモデルチェンジとなった『ゴースト Series II』は、昨年のジュネーブショーでの鮮烈なデビューも記憶に新しい。
本来持っている品格はそのままに、リラックス感やモダンさも感じさせ「乗っても楽しい」ロールスとなっている。
『レイス』は2013年にデビューしたスポーティーな2ドアクーペ。
ブランドで最も低く小柄なモデルだが「スポーツカー」ではない。流麗なエクステリアと、極上の乗り心地に、ロールス・ロイスの思想とキャラクターがあらわれている。
■好調の理由は……
ディーラー網の拡大や、雇用の増加までも生み出しているこの好調ぶり。
この驚異的な実績をもたらしたものについて、トルステン・ミュラー・エトヴェシュCEOは、「最高峰のプロダクツ、献身的な人々、世界的な販売計画」等の力強さがもたらしたものと言及している。
英国のクラシックな伝統、BMWグループの先進性やエキサイティングなものづくり。2つの異なる美しさを併せ持つ、“古くて新しい”最高級ブランドに今後も期待が高まる。
(くぼきひろこ)
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