BMWの2014年を漢字一文字で表すと……!?【BMW 2014年のまとめ・前編】

2014年に脚光を浴びたBMWの数字は「2」だ。2月に発売された2シリーズクーペは、実質的な1シリーズクーペの後継モデルだが、3シリーズのクーペ版が4シリーズ、5シリーズのクーペ版が6シリーズというネーミングの法則に倣って、今回から2シリーズを名乗ることになった。
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エントリーグレードは「220iクーペ Sport(440万円)」だが、個人的にはトップグレードの「M235iクーペ(6MT:584万円/8AT:598万円)」を走らせたときの胸の高鳴りが忘れられない。

試乗の舞台は、走りの聖地ともいえる箱根ターンパイク。わずか1300回転から450Nmのトルクがもりもりと湧き上がり、思いのままの加速やハンドリングはもちろん、ブレーキのタッチにも感心させられた。

いや、感心するというほど落ち着いていたわけではなく、気持ちは高揚感で満たされていた。走る・曲がる・止まるのすべてがまさに意のまま。クルマとの一体感がことさら強い。これで必要にして十二分なのだが、実はさらなる高性能モデル「M2」も企画されているという噂だ。
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10月には、BMWブランド初のミニバンにして、初のFFモデルである「2シリーズ アクティブ ツアラー(332万円~)」が発売された。

友人の運転で後席に座ってみたが、明るく広々とした空間は奥さまや子供たちに喜ばれそう。シートアレンジやラゲッジスペースの実用性も高い。

その上で、一般的な機械式駐車場にも収まる全幅1800mm×全高1550mmを確保しているあたりは日本市場を重視するBMWらしい。
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