メルセデスの2014年といえば、もちろん「Cクラス」を抜きには語れない。7月にセダン、10月にステーションワゴンが投入された新型Cクラスは、7年ぶりのフルモデルチェンジということもあって、進化の度合いがハンパではなかった。
抑揚に富んだラインやボディの4隅にタイヤが踏ん張った美しいプロポーション、目を見張る華やかさと新しさがある室内空間など、内外装ともに圧巻の出来栄えは、欧州Dセグメントのスタンダードを大きく引き上げるものだった。
その約50%にアルミ素材を使ったというボディは、上質でありながら軽快なドライビングフィールにつながっている。また、このセグメントとして初めて、エアサスペンションを選べるようになったのもトピックだ。パワートレーンは新開発の1.6Lもしくは2.0L直噴ターボ+7速ATという組み合わせ。2015年後半に導入されるというディーゼルエンジン仕様にも期待が高まる。「インテリジェントドライブ」を中心とした安全装備も、フラッグシップのSクラス並みに充実している。
そんな新型Cクラスのキャッチコピーは「メルセデスの本気。」 もちろん、これまでが本気でなかったわけではないけれど、メルセデスの底力や奥の深さをまざまざと見せつけられたというのが率直な印象だ。価格はセダンが419万円~、ステーションワゴンが442万円~。
(近日公開:まとめ・後編へ続く)
(zlatan)
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