さて、ランニングのインストラクターやエリートランナーに共通していることは何だと思いますか? そう、それは“美しいランニングフォーム”。より長く速く走るには、無駄がなく、効率的で、体にも負担が少ないフォームを手に入れることが近道です。
もちろん、オリンピックに出場するようなトップランナーでも個性的なフォームの人は少なからずいますが、それは天性のもの。一般ランナーはまずは“自分にマッチした美しいフォーム”を見つけることが賢明でしょう。
そしてランニングフォームの中でも、もっとも大切といえるのはカラダの「軸」のようです。ランニング障害専門トレーナー氏の著書『痛くならない! 速く走れる! ランニング 3軸理論』によると、軸にはカラダの中心を垂直方向に通り抜ける「ツイスト軸」、左右の股関節を水平に通り抜ける「スイング軸」、カラダの中心を前後に通り抜ける「ピストン軸」の3種類があって、人によってマッチする軸が違うそうです。
ちょっと難しそうな感じもしますが、この本ではイラストや写真で分かりやすく解説されています。
かくいう筆者は頭から棒が刺さっているように「軸」をイメージして、同書によるところの「ツイスト軸」で走っていますが、果たしてそれが自分に合っているのかは分かりません。別名ランナー膝とも呼ばれる腸脛靭帯炎がくせになっているので、実は連続して同じ動きをするランニングでは膝の痛みがつきもの。もしかしたら、いまのフォームが自分に合っていないのかもしれません。
同じような症状でお悩みの方は、いま一度ご自身のフォームを再点検してみてはいかがでしょうか。前よりも足が軽く感じるとか、スムーズに前に出るとか、疲れにくいとか、新しい発見があるかもしれませんよ。
ベストタイムを更新したい! ダイエットしたい! モテたい!(笑)など、走るモチベーションはそれぞれだと思いますが、どうせなら痛みを気にすることなく、より快適な“自分の走り”を見つけて楽しく走りたいものですね。そうそう、これからの寒い季節、走る前のストレッチやウォーミングアップは念入りに。
『痛くならない! 速く走れる! ランニング 3軸理論』
著者:鈴木清和
定価:850円(+税)
(zlatan)
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