新しく生まれ変わる魅力的な空間!リノベーション・オブ・ザ・イヤー2014は「HOWS Renovation Lab.」

■リノベーション・オブ・ザ・イヤーとは
リノベーション・オブ・ザ・イヤーは、リノベーションの楽しさや魅力、可能性に焦点を当てています。そして、消費者にとって関心の高い項目である施工費で分類を行い、日本全国、全130作品のエントリーの中から、価格帯別にノミネート作品を選出します。

価格帯別の部門は「500万円未満部門」「800万円未満部門」「800万円以上部門」「無差別級部門」の4つです。

ノミネート作品は、SNSを活用して、一般ユーザーからの声を取り入れながら選考していきます。最終選考は、新聞や雑誌、住宅系媒体編集者などによる選考委員が審査を行い、総合グランプリや部門別最優秀作品賞を決定します。

総合グランプリの他には、部門別最優秀作品賞が4点、特別賞が8点です。11月2日に行われた「リノベーションEXPO JAPAN2014」で、受賞作品を発表・表彰しました。

【受賞作品】

●総合グランプリ
「HOWS Renovation Lab.」 株式会社リビタ

main

部 門:800万円以上
費 用:1,800万円(税込)
間取り:2LDK+地下室+ロフト+テラス
タイプ:再販モデル

27年前に建売販売された、都心近郊に建つ木造従来工法2階建て地下RC車庫付きの家のリノベーションです。リノベーションを行うときの方針は、「構造安全性と環境性能か確保された丈夫なハコと、手を入れる余地を残したシンプルで可変性の高い住まい」でした。

既存の後世を活かしながら、階段周りに吹き抜けを取るなど、床のつながりを多くの場所から把握することが出来る家になりました。

●部門別最優秀作品賞(500万円未満部門)
「削ぎ落とす」 株式会社錬

sub1

部 門:500万円未満
費 用:480万円(税込)
間取り:1ルーム
タイプ:自由設計リノベ

3DKの部屋のうち、予算が限られていたために、施主自信が水周りの既存のまま残すと決めていた物件です。厳しい予算でしたが、構造や状態、階数、イチなど、予算をカバーできるポテンシャルがある物件でもありました。施主の「これだけは絶対にやりたい」という意見を守りながらも、最終的にはフルリノベーションを実現しました。

●部門別最優秀作品賞(800万円未満部門)
「メルヘン」 株式会社しあわせな家

sub2

部 門:800万円未満部門
費 用:652万円(税込)
間取り2LDK+ロフト
タイプ:自由設計リノベ

築44年の団地は、各部屋が細かく仕切られていて閉鎖的な空間でした。先行的なリフォームによって付加価値を付けるためのリノベーションが目的でした。既存の壁を取り払うのではなく、それぞれに意味を持たせて空間に溶け込ませるリノベーションを実現しました。

●部門別最優秀作品賞(800万円以上部門)
「カリフォルニアスタイルのフラットハウス」 有限会社 中川正人商店(ASTER)

sub3

部 門:800万円以上部門
費 用:850万円(税込)
間取り:2LDK
タイプ:自由設計リノベ

和室がある典型的な木造平屋の戸建住宅で、歴史を感じる間取りが印象的でした。リノベーションのコンセプトは、カリフォルニアにあるようなフラットハウスです。和室同士をつなげひとつの空間にし、開放感を高めながら、木製の建具のカラーなどにも拘りました。

●部門別最優秀作品賞(無差別級部門)
『築48年のオフィスビルを住宅へコンバージョン』 9株式会社

sub4

部 門:無差別級部門
費 用:2,500万円(税込)
間取り:4LDK+2WIC
タイプ:自由設計リノベ

ワンフロア20坪の4階建てオフィスビルを住宅へと変えるリノベーションです。ほとんど光が入らない3階の個室や4階ベッドルームに繋がる内階段にガラスをはめ込み、光を落とすことにしました。

施主の意向を実現するための工夫が随所に見られるリノベーションでした。リノベーションは、今あるものの価値を高めて、長く大切にしていくことを目的にしています。
リノベーション・オブ・ザ・イヤーで選ばれた作品は、どれもこれからの循環型の社会にとって大きな影響を与えるものになるのではないでしょうか。

リノベーション・オブ・ザ・イヤー2014

(月野 透子)

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