■只者ではないオーラに違わぬ刺激的な走り
さて、テンションを少し抑えて、じっくりと写真を眺めてみよう。どうだろう？　誰が見ても只者ではないと感じさせるオーラがムンムンで、「さぁ、飛ばそうぜ！」とストレートに訴えかけてくるようではないか。「Edition 1」には、専用のエアロパーツ（フリック、リアスポイラー）やサイドデカール、20インチのAMGアルミホイールなどが奢られ、コックピットもスポーティかつ特別感あふれる仕立て。内外装のアクセントとなっている“レッド”が、さらに気分を駆り立てる。

もともとGLAクラスは、クーペを思わせる佇まいが特徴のひとつで、全高の低さは「BMW X1」や「アウディ Q3」といった他の独プレミアム勢と比べても際立っている。いかにもオンロードを得意ステージとする、いま流行りのスタイルだ。

搭載するエンジンは、量産型の4気筒ターボとして世界一パワフル。360ps/450Nmのスペックは強烈のひと言だ。ちょっとしたスポーツカーなどは、すべて後方に置き去りにするほどのパフォーマンスを発揮する。足回りは、可変トルク配分型の「AMG 4MATIC」やスポーツサスペンションなどで強化。まさに「AMG」の名に違わぬダイナミックな走りが信条だ。

価格も刺激的（!?）な810万円。メルセデスといえば快適でエクスクルーシブなイメージが先に来るが、やんちゃで刺激的な「GLA 45 AMG 4MATIC Edition 1」が、メルセデスのもうひとつの一面を見せてくれている。