加賀から能登へ。秋を味わう旅【LEXUS×VOGUE JAPAN アメイジング エクスペリエンス in 金沢レポートその2】

【その1】からの続き。

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大樋美術館からほどなく『乙女寿司』に到着した。繁華街の小路の奥に、ともすれば見逃してしまいそうな入り口がある。アプローチに一歩踏み入れると、突如としてあらわれるひそやかで優しい佇まいに驚く。
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店内はカウンターと小上がりがひとつ。百万石の城下町でいま一番話題を集める寿司店は意外なほど小規模で、華美ではないがどこか雅やかな雰囲気だ。威圧感をみじんも感じさせない柔らかな空気に、店主の鶴見和彦氏の人柄がにじむ。
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 鶴見氏の手元をじっくり見ながら堪能する寿司は、端整で楚々とした表情と、その奥に潜む深い旨さが印象的だ。カウンターの上の木箱に整然と並ぶ加賀の秋の味覚たちの鮮やかな色彩も目に楽しい。hh_image11h
鶴見氏に金沢のお寿司の特徴を聞いた。
江戸前のキリっと決める味わいと比べて、あくまで柔らかでさりげない塩梅をするのが加賀の寿司だそうだ。しっかりと仕事をする。しかしその表現は、食べた瞬間に「あれ?何かしてある」とふと感じるくらいに抑える。店主の繊細な技術とセンスは、金沢のみならず全国の寿司好きの心を捉えている。信頼の技術とエモーショナルなデザインで世界にファンが多いLEXUSと共通性を感じるような・・・。

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