仕事の忙しい30代男性には「何か趣味が欲しいけどイマイチ腰が上がらない……」なんて方も多いはず。
そんな方におススメなのが『一眼レフカメラ』。ハードルは案外低く、面白く、何よりいまカメラ男子がとっても「モテてる」らしいんです。
■カメラ女子コミュニティーが楽しい
街中にはカメラを下げた女子がたくさん。各メーカーから“かわいい”や“オシャレ”なテイストを取り入れたカメラやアクセサリーが出ていることもあり、カメラ趣味は安定的な女子人気を獲得しているようです。
そんなご時世、カメラ関係のコミュニティーやサークル活動での女子率の高さは相当なのだそう。女子に囲まれてホンワカ写真を撮る!まさに「お友達から」のチャンスの宝庫ですね。
■メカ好き男子の血が騒ぐ
写真というと感性が大事に思えますが、感性を生かすには機械や光、構図などに対する知識と論理的な理解も必要です。
しかしファッション感覚で撮影を楽しむ女子には「実はメカは苦手」なんて人も多いとか。これは凝り性男子の出番!ちょっと勉強すれば、初心者女子に頼られること請け合いです。
ただし、凝りすぎると「写真を撮る」ではなく「カメラ本体に拘る」という趣味に走る人も。
それはそれで素敵ですが、カフェ、雑貨、おさんぽなどをこよなく愛し、「なにげない日常を切り取る」を至上命題としているカメラ女子とは、一線どころか三百線くらいは画した趣味なのでモテはしません。
また巨大ジャンルである鉄道写真、キャンギャル写真、何日もチャンスを待つような本格的山岳写真なども、女子率は激低です。まあ、そこまで到達する頃にはモテるかどうかなど気にならなくなっているはずしょうから、関係ないですね!
■予算はいかほど
「いつもよりちょっといい写真を撮りたい」「気分を味わいたい」という向きには軽量、小型で比較的安価なミラーレス一眼もアリ。
でも趣味として深く楽しむなら、カメラと自分の一体感や、写真の出来映えの良い『一眼レフ』で。また、腕が上がってくると必ず色んなレンズを試したくなるはずなので、その意味でも選択肢の豊富な一眼レフがオススメなのです。
5万円前後の入門機もありますが、背景をボカした雰囲気のある写真を撮りたかったり、動くもの、暗い場所などを撮影する時には、ボディーの価格差は大きく出ます。
やはり中級機以上のものを選ぶと良いのでは。価格は、本体が10万円前後〜のイメージです。
■メーカーはどこに?
初心者の方に勧めたいのは「Canon」「Nikon」「PENTAX」。カメラのレンズは同じメーカーのカメラにしか付けられませんので、後々のレンズの選択肢が多く、使用者も多いこの3ブランドなら安心なのです。
初期投資はそこそこかかる「一眼レフ」ですが、その後は、極端に言えば自宅でだって楽しめる趣味です。またアウトドア、スポーツ、クルマなど他の趣味と組み合わせて遊ぶ魅力も。「モテるかも?」なんて、ちょっと不純な動機から入ってみるのもいいのではないでしょうか?
【初心者にもオススメ!一眼レフ中級機3つ】
Canon/EOS 7D
ハイアマチュアに長らく大人気を誇った名機。2014年6月に生産終了、9月に後継機「EOS 7D Mark II」が出たが、発売間もないMark IIは20万円前後と高価。ちなみに、Canonをカタカナ表記するときは「キヤノン」と、ヤが大きい。
Nikon/D7100
バランスの良い機種。エフェクトモードに遊び心があり、スケッチ風効果なんかはカメラ女子ゴコロをくすぐりそうです。
PENTAX/K-3
“究極のフィールドカメラ”というコピーは伊達じゃない。コストパフォーマンスの良さも魅力。「ペンタックス!シブいね」と言われたい貴方にもぜひ。
(くぼきひろこ)