来る10月4日~25日の会期でパリ・モーターショーが開催される。今年はフランクフルトが未開催年(次回は2015年)のため、パリが欧州勢の動向を見極めるモーターショーとなりそうだ。BMWでワールドプレミアを迎えるモデルは、『2シリーズ・カブリオレ』と『X6』。
スタイリッシュな4ドアクーペにも似たSUVの『X6』は、すでに当サイトでお伝えしたとおり受注が開始されている。4.4リッターV型8気筒ターボエンジン搭載モデルは12月から、3リッター直列6気筒ターボエンジン搭載モデルは2015年2月からデリバリーされる予定だ。また、開発を公言している『X7』はメインマーケットが北米となることから、おそらく年明けのデトロイトで披露されるだろう。いずれもベースモデルとなっているのは新世代のX5だ。
『2シリーズ・カブリオレ』の詳細はワールドプレミア当日を待たなければならない。現段階ではオープンでもシャシーが十分に強度・剛性を持つこと、幌の開閉は20秒、空力対策は万全で事前資料によればオーディオもかなり高音質に聴こえるということ。価格的には1シリーズ・カブリオレよりは高くなるだろう。ベースの2シリーズの価格を考慮すればそれは必然となる。
ちょっと気になるのは、クリーンディーゼルが進化していること。この新型エンジンは5シリーズから搭載されるが、出力・燃費・CO2排出量で改善が見られる。そう遠くない時期に他のモデルに波及するだろう。
2014年のBMWは、iシリーズの投入もあり、まさに革新に満ちた当たり年だった。2015年はフランクフルトで新世代の7シリーズが発表されるという。ちなみに次のモデルコードは『G』とのウワサだ。
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