16:30、3回目のスペシャルプログラムとなるのが「コントロールタワーツアー」だ。鈴鹿サーキットの中枢であるコントロールタワーは、関係者以外がレース中に入ることは基本的にはNGである。
でも、LEXUS AMAZING EXPERIENCEは特別に許可を得てサーキットの舞台裏に特別に潜入。数多くのモニターや計測機に囲まれており、レースを安全かつ公平に運営させようとするスタッフが目を光らせている。ちなみに鈴鹿サーキットのストレートは緩やかな下り坂になっているため、実はスタート時のフライングが多い。そのジャッジを正確に判断するために、通常のサーキットよりモニターの数(7台)も多い上に、厳しい目でチェックしているそうだ。参加者の多くはレースがマシンやドライバー、チーム関係者以外にも様々な人達に支えられていることを実感したようだ。
17:30、レースも残り1時間を切って日も落ち始めてきた頃、ディナービュッフェがスタート。参加者は食事に舌鼓を打ちながらゴールを待つ。18:23にゴール。1000km、約6時間の戦いを制したのは、中島一貴/ジェームス・ロシター組のNo.36「PETRONAS TOM’S RC F」。今回のツアー参加者にとっては非常に嬉しい結果となった。
レース後に参加者に感想を聞いてみると、「普通の観戦では体験できないことが体験できるのがいいですね」、「欧州メーカーではこのようなツアーを以前からやっているのを知っていました。『レクサスもやって欲しいな…』と思っていたので満足です」、「値段は高価かなと思っていましたが、これだけ充実した内容であれば安いと思います」、「レース観戦の面白さが解ったのでリピートしたいですね」と、満足してくれたようだ。
ちなみに今回のツアーの値段は一人80,000円(税込)。この値段だけ見てしまうと高いと感じる人もいるかもしれないが、観戦チケット(特別観戦エリアやピットウォーク&グリッドウォーク、専用駐車場付)や食事(昼食/夕食)が全て込みであること。さらに普段では体験することができないスペシャルプログラムが数多く用意されていること、少人数できめ細やかなサービスであること…などの特典を考えると、リーズナブルと言ってもいいかもしれない。
今後も「LAE スーパーGT観戦ツアー」は他のサーキットでも計画されているそうなので、気になった人、リピートしてみたいと思った人は、LAEのホームページ(http://lexus.jp/brand/amazing_experience/)をチェックしてみてはどうだろうか。レース観戦を“大人の遊び”に変える、レース観戦をもっと“身近”にする。そんな楽しみ方もアリだと思う。
<山本シンヤ>
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