プログラムは9:40からの「ピットウォーク」からスタート。スーパーGTのピットウォークの人気は非常に高く、早い時間から並ぶ必要があるのだが、「LEXUS AMAZING EXPERIENCE」参加者はレクサスレーシングのピットを通過してそのまま入場可能。
つまりGT500マシンを身近に見ることもできてしまうのだ。また、ドライバーや監督も近くにいるので記念写真やサインなどを気軽にもらうことも可能だ。
10:15からの「サーキット周遊」は「LEXUS AMAZING EXPERIENCE」参加者のみのスペシャルプログラム。フリー走行を行なったばかりの鈴鹿サーキットフルコースをレクサスモデルで1周走行する。先導車両のLFAがレコードラインをレクチャーしながらの走行。それも多くの観客の中を颯爽と走る…という経験は非常に貴重だ。
11:25のグリッドウォークを体感した後は、ランチを取りながら12:15に決勝スタート。通常の観戦では観戦エリアを変えるのは中々難しいのだが、「LEXUS AMAZING EXPERIENCE」参加者はピットホスピタリティの他にも、第2コーナースタンド/最終コーナースタンド、そしてコース内側にある激感エリアが用意されており、自由に往来して観戦することが可能である。
14:00、2回目のスペシャルプログラムが「サービスロードツアー」だ。何と一般客はもちろん、カメラマン以外のメディアでも入ることのできないレーシングコースを並走するルートをレクサスNXで周遊するのだ。言ってみれば、相撲の「砂被り席」ならぬ「タイヤカス被り席」。全開の真剣勝負をどの観客席よりも近くで堪能…これは「LEXUS AMAZING EXPERIENCE」でなければ体験できないメニューだ。
ホスピタリティラウンジでは、木下隆之さんが無線機を片手にレース展開を詳細かつ丁寧に解説。この無線機、何とレクサスレーシング所有の物で、レース中の更新がすべて傍受可能なのだ(笑)。すると、スプーンカーブでNo.19「WedsSport ADVAN RC F」の脇阪寿一選手のマシンがタイヤトラブルでコースアウト。ピットに戻ってきてから数十分後、何とその脇阪寿一選手がホスピタリティラウンジに登場。話を聞くと、ピットウォーク中に木下隆之さんに「もしコースアウトしたらホスピタリティラウンジに来て理由を説明してね」と言われたそうで、脇阪選手は「縁起でもないこと言わないでくださいよ…と言っていたら、現実になってしまいました(汗)。でもレースは続くのでまだまだ楽しんでいってください」と。毎回、プログラムにもないサプライズが起きるのも「LEXUS AMAZING EXPERIENCE」である。
<山本シンヤ>
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