BMWのプレミアムコンパクトである1シリーズは、同セグメント唯一の後輪駆動を採用しており、約50:50の理想的な前後重量半分が実現するスポーティで俊敏なハンドリングが魅力である。
そんな1シリーズに、ドライブを充実させるアイテムが追加された。「USBオーディオ・インターフェイス」と「ハンズフリー・テレフォン・システム」である。これまでM135iには備わっていたが、今回、全てのモデルに標準化。しかも価格は据え置かれているのもポイントだ。
USBオーディオ・インターフェイスは、携帯電話やポータブル・オーディオ・プレーヤーなどを車両のオーディオシステムとUSB接続させ、音楽データの再生やアルバムのカバーアートを車両のコントロールディスプレイに表示し、iDriveコントローラーでの選曲を楽しむことができる。またハンズフリー・テレフォン・システムでは、Bluetooth対応の携帯電話を車両とワイヤレス接続し、車載のマイクとスピーカーを利用してのハンズフリー通話を可能とするものだ。付属機能として、携帯電話の電話帳を転送し、コントロールディスプレイに表示できるほか、iDriveコントローラーでの電話帳内の検索や番号の直接入力の発信などもできる。
さらに専用のETC車載器には、ITSスポット(DSRC)対応機能が追加された。これにより道路に設置された「ITSスポット」との高速・大容量通信により広範囲の渋滞データが利用可能となり、標準装備される「iDriveナビゲーション・システム」の渋滞データを用いて賢くルート設定を行う「ダイナミックルートガイド」の精度がさらに向上される。なお、ETC車載器は120iシリーズとM135iには標準アイテムとなる。
シリーズの価格は前記したように据え置きとなっており、従来同様の¥3,170,000~¥5,660,000だ。