Androidのシェアが伸びてきているとはいえ、iPhoneは誰もが気になるスマートフォン。その最新モデル、iPhone6が現地時間9月9日10時(日本時間9月10日2時)に発表される見通しだ。
同時にアップルがiTimeという名前で特許を取得したウェアラブルスマートウォッチiWatch(仮)も発表されるとのこと。
アップル上級副社長、エディー・キュー氏曰く「過去25年間で最高の製品」を今年の後半に発表するとのこと。他にも隠し球があるのかもしれないが、まず注目すべきはiPhone6とiWatchだろう。
iPhone6の予想図
・ディスプレイサイズ 5.5インチ/4.7インチ
・画面解像度 960×1704ピクセル/828×1472ピクセル
・プロセッサ A8(2.0GHz以上)
・カメラ解像度 1300万画素
・NFC あり
リークされた情報をまとめると、メインモデルはボディサイズが拡大するようだ。画面は5.5インチと、ファブレットといってもいい大きさになる。4.7インチのコンパクトモデルも登場するとの話があるが、iPhone5sまでは4インチだったことを考えるとやはり大型化している。画面サイズが大きくなることで、解像度も上がるだろう。現在のところ960×1704ピクセル、または828×1472ピクセルの説が濃厚だ。
搭載されるプロセッサは新型のA8。64ビットのデュアルコアで、クロック数は2.0GHz以上。5.5インチモデルはさらに高速化される模様。容量は128GBモデルも用意される。
カメラ回りはセンサーサイズが拡大し、解像度も上がるという。リーク画像を見るとレンズ部が背面パネルから飛び出ており、より明るい大口径レンズが採用される見通しだ。
iWatchの予想図
・ディスプレイサイズ 1.3~2.5インチ
・ストレージ容量 8GB
・GPS あり
・NFC あり
全体的なルックスはiPod nano+リストバンドといったところ。iTimeの特許資料によると、ディスプレイ部を取り外して、iPod nanoのように運用することも可能になるという。またディスプレイには曲面液晶が採用されるともっぱらの噂だ。
リストバンド部分には複数のセンサーが搭載されるという。心拍数の計測、ジェスチャー操作といったことをサポートするようだ。iPhone側の操作も行えるようになると面白いだろう。
GPS搭載との話は期待度大。目的地近くになると震えて教えてくれるといった機能の搭載も期待したい。
そしてiPhone6同様、NFCも採用されるという。新OSのiOS8ではHomeKitという、アップルのホームオートメーションシステムとの連動も視野に入っているが、iPhone6、iWatchでIoTな家電や照明、空調をコントロールできるようになるはず。その際、NFCがあれば通信などの設定も簡単に行えるだろう。
またおサイフケータイのように、タッチ式の決済システムも導入するだろう。アップルはアメリカン・エキスプレスとパートナーシップ契約を結んだという報道もある。またVISA、マスターカードとも契約するという噂もある。これらの情報が事実なら、iPhone6とiWatchが新たなモバイル決済システムの軸になるだろう。