カラダに優しい空気イスな外骨格。Noonee『Chairless Chair』

長時間の立ち仕事はキツイもの。中腰姿勢が続く業務ならなおさらだ。ヒットポイントを回復させるためには椅子などに腰を降ろす必要があるが、休憩所のスペースを用意できない現場もあるだろう。

Chairless Chair参照:CNN

日々身体を酷使しているメカニックやエンジニアにとってのマストアイテムになるだろうか、スイスのNooneeは『Chairless Chair』という下肢用外骨格を開発した。いわゆるSF作品に登場する、重量物を軽々と持ち上げるパワードスーツではなく、モーターなどは搭載していない。移動時は足の動きを阻害することなく追従し、身体を休めたいときには間接部をロックすることで、椅子として使えるウエアラブル・チェアになる。

Chairless Chair

臀部を支えるパッドに、ダンパーつきのガイドを組み合わせたもの。質量は2kgと軽いが、100kgまでの重さを支えられる。階段の上り下りもできるし、軽く膝を曲げた状態でロックすれば混み合う場所でもリラックスできる。

すでにBMWとアウディの工場でテストすることが決定しているとのこと。3Kと呼ばれる現場の環境改善策となるのか、今後も注目していきたい。