本当に美しい夜景が見える東京の夜景スポット5選

特別な人に東京で美しい夜景を見せたいと思ったらどこに足を運ぶべきだろうか。

東京タワーに六本木ヒルズ、スカイツリーは鉄板かもしれない。しかし、知名度と美しさは比例しているわけではないから注意が必要だ。

東京タワー・大手町方面(スカイツリーより東京タワーを望む)

ここでは、「夜景がいかに美しく見えるか」のみに焦点を当てて紹介したい。そうなると、夜景スポットまでのアクセスやスポットの雰囲気などは関係なく、見える景色はもちろん、窓ガラスの大きさや、窓に光が反射しないようになっているかなど、美しい景色が美しく見えるようになっているかも考慮する必要がある。

今回は筆者がオススメする本当に美しい景色が見られる夜景スポットをピックアップしたのでご覧頂きたい。

●1位:サンシャインシティ「サンシャイン60展望台」

サンシャイン60東京の中心部からいくらか離れた池袋に立地するため、都市の広がりを最も感じることができる展望台だ。

東京の中心方面にはビルの航空障害灯が煌々と光り、反対サイドに目を向ければ無限に続く関東平野の灯りが広がる。その雄大さに目を奪われるだろう。

それもそのはず、海抜高269.8メートルの高さは都内でスカイツリーに次ぐ高さがあり、周りに遮るものがないため遠くまで見るにはうってつけの条件だ。

そして、照明も上手く調節されているし、窓ガラスまで接近出来る点も素晴らしい。

大人620円
10:00-21:30

●2位:六本木ヒルズ「東京シティービュー」

六本木ヒルズ目の前には東京タワーが輝き、360°すべてビルに囲まれる都市型の夜景を見るにはここが1番だ。

サンシャインの様な広がりは感じられないが、この都会感は唯一無二である。完成当初、無駄とも言われた巨大な窓ガラスが最高の開放感を演出してくれている。そして、プラス500円でスカイデッキに出れば更なる開放感を感じることが可能だ。

知名度と景色が両立している展望台といえるだろう。

大人1,500円
10:00-22:00
金土休前日25:00

●3位:貿易センタービル「シーサイドトップ」

貿易センタービル浜松町駅前にポツンと佇む古めかしいビルだが、ここからの景色は外せない。

「東京タワーがもっとも綺麗に見える展望台」とも言われているのも頷ける美しい景色が広がる。

特にオススメなのは日が沈む頃だ。東京タワーが西方面に見えるため、東京タワーと重なるように日没のグラデーションと遥か遠くに広がる山々のシルエットが同じ方向に広がる。そして、暗くなってきたと思ったら東京タワーのライトアップが始まる。

反対を見ればその名の通りベイエリアの夜景が広がり、飽きさせないだろう。

大人620円
10:00-20:30

●4位:東京スカイツリー「天望回廊」

07_東向島・鐘ヶ淵方面

450mの高さにある天望回廊は他を寄せ付けない圧倒的な景色を提供してくれる。

関東平野の雄大な広がりを感じるのであれば、天望回廊に勝る場所は無い。スカイツリーも「3,000万人に会える空」と謳っているように、どこまで続く小さな灯りひとつひとつに営みがあり、人生がある。

しかし、天望回廊の構造上、窓ガラスが小さく、窓ガラスに近づけないため、視界にフレームが入りその景色が生かせていないのが本当に残念だ。雰囲気や周辺施設の楽しさなども含めたら1位でもおかしくはない。

大人3,090円
8:00-22:00

●5位:東京タワー「特別展望台」

東京タワー

東京の景色には東京タワーが必要だ。東京タワーに登れば東京タワーが見えない。これが最大の欠点である。

しかし、東京タワーからの景色には動きがあって楽しい。足下には「大の字」の形をした道と高速道路があり、車が流れ続け、目線をひだりに写せば羽田空港へ着陸を待つ航空機の渋滞が円弧を描いている。また、「大の字」は東京タワーから見えるもう一つの東京タワーとしても知られている。

窓ガラスも大きく、近づけるため視界の全てが夜景に支配されるのもポイントが高い。しかし、やはり景色の中に東京タワーがあって欲しいと思ってしまうのはなぜだろうか。

大人820円
特別展望台:600円
9:00-22:00(変動有り)

雰囲気なども考えたら違う評価になるかもしれない。しかし、美しい景色であれば古くさいビルでも関係ない。きっと素敵な時間が流れるはずだろう。

*スカイツリーから写真:中谷 幸司 BLUE STYLE COM
*その他写真:Photo by (c)Tomo.Yun