スバルBRZがIIHSの自動車アセスメントで高評価をマーク!

IIHS(道路安全保険協会)は、米国の自動車保険会社により資金助成を受けている非営利団体であり、自動車事故削減を目的に日々活動している組織である。その活動として、自動車アセスメントを行い、その結果の公開している。それらの結果は、資料だけでなく、YOUTUBEに動画もアップされており、専門家から一般ユーザーまで幅広く活用されているものだ。
subaru_msIIHSが行った最新の2014年の最新の安全性評価において、北米地区で現在販売されているスバルの2014年型SUBARU BRZが、「トップセイフティピック」を受賞。今回の受賞により、IIHSの2014年安全評価において、スバルとしては7車種が受賞することができたという。SUBARU BRZに加えて、インプレッサ、SUBARU XVクロストレック、WRXが「トップセイフティピック」を、レガシィ、アウトバック、フォレスターが既に「トップセイフティピック+」を獲得している。

この「トップセイフティピック」を受賞するには前・側・後面衝突、そしてロールオーバー(車両転覆)時の安全評価すべてにおいて最良の乗客保護性能を持ち合わせたクルマとして、最高の「Good」を獲得するとともに、2012年に導入されたスモールオーバーラップ試験においても「Good」または「Acceptable」を獲得することが必要とされる。スモールオーバーラップ試験は、車両の前面コーナー同士の衝突や、車両の前面コーナーと電柱等、前方にある物体との衝突を想定した非常に厳しい衝突を想定したもの。この試験では、車両前面の運転席側25%に渡る範囲を高さ5フィート(約1.5メートル)の衝突試験用バリヤに時速40マイル(約64キロメートル)で車両を衝突させる。これは、IIHS独自のもので、通常のオフセット試験よりも、かなり厳しい条件下で行われるものとして知られている。

テストには同じ工場で生産されているトヨタ販売モデルの兄弟車サイオンFR-Sが使用された。スバルBRZとFR-S(トヨタ86)は、セッティングや仕様が異なるのみの兄弟モデルである。

なお2013年から新たに「Front crash prevention」という衝突被害軽減ブレーキの性能評価も実施ており、最高評価である「トップセイフティピック+」受賞もスバルのALL-AROUND SAFETY の考え方の基に、アクティブセイフティ、パッシブセイフティ、プリクラッシュセイフティの各技術進化に積極的に取り組んでいる姿勢が評価された結果といえよう。

更に詳しいテスト結果は、IIHSの公式WEBで検索することができる。
http://www.iihs.org/iihs