アウトモビリ・ランボルギーニ・ジャパンは、新モデル「ランボルギーニ・ウラカン LP 610-4のジャパンプレミアを行った。
ウラカンLP610-4は、爆発的ヒットとなったベビーランボことガヤルドの後続にあたる次世代モデル。昨年12月に公式写真やスペックが先行発表はされていたが、その姿が公開されたのは、今年のジュネーヴモーターショーでのことだった。昨年末の公式発表後、有力顧客を対象とした60か所以上の都市を巡るワールドツアーが実施されており、ツアー開始のたったひと月で700台以上のオーダーを獲得。その人気の高さを物語るエピソードとなった。
そんなウラカンLP610-4は、全てを一新して開発したランボルギーニ期待の新型モデルであり、日本の上陸のタイミングも注目されていたが、この夏ついに日本でもデビューを果たすことになった。7月17日、初公開の会場となった東京都・渋谷区にあるアイア・シアターでは、勇ましいエグゾーストノートと共にウラカンに乗ったランボルギーニCEO、ステファン・ヴァンケルマン氏が登場し、ジャパンプレミアとなった。
史上最も成功を収めたランボルギーニと言われる10気筒のガヤルドの後継車となるウラカンには、一目で新生代のランボルギーニとわかる六角形をベースに取り入れたデザインを採用。特にサメの鼻先のようなシャープなノーズは特徴的で、精悍さと性能の高さを象徴するアイコンのひとつといえるもの。より扱いやすくなった新型の610馬力の5.2L V型10気筒エンジンを搭載。最高速は325km/hにも達し、0-100km/h加速は3.2秒を誇る。トランスミッションには、ランボルギーニモデル初となるDCT、ランボルギーニ・ドッピア・フリッツィオーネ7速デュアルクラッチギアボックスが採用されたのが最大のトピックといえよう。ハイパワーを支える足まわりには、カーボンブレーキシステムが標準装着され、4WDシステムもより進化した電気油圧式マルチプレートタイプへと進化した。
インテリアは、ランボルギーニの伝統に相応しいイタリアンクラフトマンの拘りが息づくぜいたくなもの。イグニッションスイッチは、上位モデルとなるアヴェンタドールと同様に、センターコンソールにカバー付きのスイッチタイプのものが備えられているのも新世代ランボルギーニらしい演出のひとつだ。
CEOを務めるステファン・ヴァンケルマン氏は、ウラカンがガヤルドを超えるヒット作となること期待しているとコメント。ランボルギーニのウラカンへの自信を伺わせた。なお現在、日本でも100台以上のオーダーが入っており、今後のオーダーの場合、納車は1年半ほどとなるようである。