現在、公開中のSFアクション映画「トランスフォーマー・ロストエイジ」。変形するロボット、トランスフォーマーが登場し、活躍する人気作品だ。そのなかで登場するメインキャラクターのトランスフォームするシボレー・カマロの姿は特に有名だろう。今やカマロのなど各最新モデルの提供を始めGMと映画のつながりは大きい。4作目となる本作品のGMがバックアップを行った「トランスフォーマー・ロストエイジ」のメーキング・ストーリーのほんの一部を紹介しよう。
シリーズを通し登場する主人公サムの良き相棒であるトランスフォーマー「バンブルビー」は、通常シボレー・カマロの姿をしている。最新作でメガホンを撮ったマイケル・ベイ監督は、バンブルビーがより筋肉質に見えるようにGMのノース・ハリウッド・デザインセンターのデザインチームに依頼。デザインチームはこれに応え、バンブルビーに新たなマスクとサイドデザインを与えている。これは映画の為でもあるが、将来の新たなデザインへの取り組みでもあったという。
映画には、黄色のカマロに変形する「バンブルビー」だけでなく、新たな仲間として他のシボレー最新モデルも登場する。重要な役割を果たすモデルとして、グリーンの「シボレー・コルベット」に変形する「クロスヘアーズ」とラリーカーの「シボレーソニック」の2台があるが、これらもノース・ハイウッド・デザインセンターがデザインを担当したものだ。
このほか映画の撮影にもGMは協力しており、多くの同社施設を提供。GMのグローバル・デザイン担当バイス・プレジデントであるエド・ウェルバーン氏のオフィスやミシガン州ランシングのデルタ・タウンシップ組立工場を含め、ミシガン州ウォーレンのデザインドーム、GMデザインセンター、ミシガン州ミルフォード・プルービング・グランド・テストコースなどが使用されている。そのなかでもウォーレン・テクニカル・センターでは、200名のキャストが参加し、50台のセミトレーラーが持ち込まれるという大変大がかりなものであった。
GMグローバル・デザインのバイス・プレジデントであるエド・ウェルバーンは、「最新作『トランスフォーマー/ロストエイジ』を含めた4シリーズ全作に、主人公サムの友人として登場する「バンブルビー」に、トランスフォームするトランスフォーマーとして、シボレー カマロが登場する機会を得られたことは、GMのデザイン力の高さをアピールする絶好の機会となりました。世界中で上映されている映画で、このように車を登場させることは、通常より多くのお客様に、シボレーの最先端デザインを訴求することができるのです」とコメントしている。アメリカンスポーツのアイコン的存在であるシボレー・カマロは、映画「トランスフォーマー」により今やヒーローとしての一面を持つことになった。そんなカマロをはじめとするシボレー最新モデルたちが活躍する「トランスフォーマー・ロストエイジ」は現在、絶賛上映中だ。