ドイツ、シュトゥットガルトに本社を置くポルシェAGは、2014年上半期の新車の販売台数を公表した。
2014年の上半期では、87,800台の新車を販売。これは昨年同時期の販売と比較して、約8%伸びをみせているという。
そのなかでも特にパナメーラの需要が伸びており、約13,500台と前年比28%増を記録した。また、この内のおよそ10人に1人が高効率モデルであるプラグインハイブリッドの「パナメーラS E-ハイブリッド」のオーダーである。
ポルシェAGのセールス&マーケティング部門担当役員のベルンハルト・マイヤーは、「不安定な経済状況と市場によって大きく異なるトレンドにもかかわらず、我々は2014年上半期を大きな成功をもって振り返ることができた。現在のモデルレンジは厳しい現状でも非常に良い結果を残せた。下半期においても、マカンの世界発売やその他のモデルイノベーションによってさらに上昇していくだろう」とコメントしている。
2014年の上半期には、ポルシェの全主要地域において販売台数が増加させている。特に欧州のマーケットからの力強い反応を得ており、販売台数は約30,000 台という前年同期比14%増の数字に達しており、そのうち地元ドイツは12,300台である。ビックマーケットのひとつである米国の新車販売台数は23,000台で、こちらも前年の上半期に比べて7.6%の増加を示し、中国でも同様に8%増の19,800台が報告されている。
昨年6月と今年同月との比較では、欧州全体が6136台の30.4%増がトップ。アジア・太平洋地域、アフリカ、中東地域の総合台数が5271台と0.3%減とほぼ同数を維持。中国マーケットは、3285台と1.1%の増に留まったが、その他のマーケットは全て10%以上という好調なセールスの伸びを記録している。
今、全世界で最も人気のモデルはカイエンであり、総販売台数は37,200台。次いで911シリーズが15,615台を売り上げている。