PENTAXから発売された「645Z」がプロカメラマンや愛好家らに支持され、約2カ月の入荷待ちという人気になっている。
消費税増税で家電製品などの売り上げが心配される中、この「PENTAX 645Z」はなぜ2ヶ月入荷待ちほどの大ヒットを飛ばす事ができたのだろうか。
主な製品の特徴を中心に人気の理由を探ってみよう。これは「PENTAX 645Z」の公式サイト内で公開された作例の一つだ。
モデルの表情、鮮やかな花の色彩、背景の黒味の濃さ薄さまで、このサイズの画像でも充分に感じ取る事が出来る。
この卓越した解像力と空気感は大型CMOSイメージセンサーなどによるものだ。
画素数は有効約5140万画素、センサーの感度は最高ISO204800となっている。本体の前部分は上記の画像のようになっており、持ちやすさ、撮りやすさという点も熟考されて作られた形状となっている。ディスプレイ部分には約103.7万ドットの3.2型液晶を搭載。
ボディシャーシはアルミダイキャストで構成され、外装にはマグネシウム合金を使った防塵防滴仕様、液晶表示部カバーはガラス製で傷に強い仕様となっている。「PENTAX 645Z」は一部の仕様を確認しただけでも、ユーザーの事を考え抜いた至れり尽くせりのモデルである事がわかる。
PENTAX「645Z」製作部が言う”PCレスでもうまく性能を引き出せるように設計してあるので、「プロが使えるクオリティを一般のコンシューマーにも感じていただきたい」という私たちの想いが伝わればと思います”
という言葉の通り、この大ヒットは製作者の想いが実った当然の結果と言えるのではないだろうか。
(Lion-Maniacs)