新生銀行が実施した2014年「サラリーマンお小遣い調査」にて2年ぶりにお小遣いが平均で上昇していた事がわかった。この他にも様々な視点から分析してみて、今回はその中から印象的だった調査結果を挙げて行きたい。部下の心を掴むには、部下の財布事情を把握することも大切ではないだろうか??
■前年比2%UPという微増
注目は、全体の平均お小遣い額!月額39,572円(前年比1,115円増加)で2年ぶりに上昇し、景気の回復によりサラリーマンのお小遣いまで行き渡りつつあることが解った。しかし、リーマンショック前の水準(2008年の45,825円)には届かず、過去4番目に低い金額となっている。
■昼食代は4.4%UP!飲みの回数もUP
お小遣いの主な使い道として考えられる平均昼食代は前年比23円増の541円となった。こちらも二年連続で上昇しているが、消費税の影響もあり、未だワンコインランチの傾向が続いている。その他にも、使い道として多いのが「飲み代」であるが、1回の飲み代は前年と比べ9円上昇し3,483円となった。
回数も微増し、1ヵ月の飲み代は770円増加の8,459円と2年連続で上昇している。報道などで頻繁に「景気が良くなった」と聞くことが多くなったが、そのような報道も意識付けとなり飲み代の上昇に繋がっているのかもしれない。
■20代部下の財布には優しく!
驚くべきは、平均が上昇した中で20代のお小遣いだけが低下していた事で、2007年から低下している20代のお小遣いが歯止めが効かず、今年も低下してしまった事が明らかになった。
今回のグラフで、全体的に見れば景気の回復傾向が確認できたが、満足できている人は多くないはず。より多くの層が景気回復を実感出来るようになる事を祈るばかりである!
(Lion-Maniacs)