ハーレーダビッドソンが初の電動バイクを開発し、欧米での試乗ツアー「Project LiveWire」を実施する事が決定した。
このプロジェクトはハーレーダビッドソンが初めて開発した電動バイクで、北米のディーラーをめぐりながら新しいテクノロジーに触れてもらうという企画で、試乗体験者の意見を参考にしながら、さらに製品開発を進めていく予定だ。
テスト走行に使用される物はこのバイク。かなりスポーティなデザインとなっており、ハーレーダビッドソン社によると、ハーレーが持つ特徴的なスタイリングを表現したものになっているという。
また、ハーレーといえばV型ツインエンジンのサウンドが特徴の1つだが、今回の電動バイクはこれまでとは別物の走行音を追求しており「航空母艦上の戦闘機」をイメージしたサウンドになっているとのこと。
この電動バイクのスペックは、最大出力55kW(約74hp)、トルク7.2kg-mという点が発表されており、スペックを研究しているサイトによれば、最高速度は約150km/h、最大航続距離が約85km、充電時間は約3時間半とも噂されている。
そのほかにLEDヘッドライト、タッチスクリーンも装備している事が分かる。
この「Project LiveWire」は北米のディーラーを周った後にカナダやヨーロッパでも試乗会が開かれる予定で、ハーレーダビッドソンの愛好家やユーザーの意見によりさらに磨きあげられた物となっていくだろう。
老舗のブランドが新しい挑戦を始めるのは容易な事ではないが、発表前に様々なユーザーの意見を聞くという姿勢にハーレーダビッドソン社の強さを感じた。この「Project LiveWire」の今後に期待したい。
※動画が見れない方は、こちらから(http://www.youtube.com/watch?v=t6F8O5A__Ds)
(Lion-Maniacs)
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