昨年フルモデルチェンジした「X5」、今年マイナーチェンジした「X3」、先日のニューヨークショーで公開された「X4」、そして2016年に発売予定のフルサイズSUV「X7」と、クロスオーバーモデルに関して話題が事欠かない最近のBMW。今度は2世代目となる新型「X6」を公開し、2014年12月から欧州でのデリバリーを開始すると発表した。他ブランドのSUVとは一線を画すSAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)を標榜する「X6」は、スタイリッシュなクーペフォルムとBMWらしいドライビングプレジャーを兼ね備えたクロスオーバーSUV。2008年のデビューから全世界でおよそ25万台以上販売された。
新型「X6」の全長✕全幅✕全高は4,909×1,989×1,702mmと先代モデルに近いサイズ。しかし、ラゲッジルーム容量は580リッターと先代モデルより10リッター増加、後席シートバックを倒した場合は最大で1,525リッターとこちらも先代モデルより75リッター増加した。
今回は3タイプの「X6」が発表された。まず唯一のガソリンモデルである「X6 xDrive50i」は4.4リッターV8ツインターボ (最高出力450PS/330kW、最大トルク650Nm)を搭載する。
一方ディーゼルモデルは「X6 xDrive30d」と「X6 M50d」の2グレードが用意される。「X6 xDrive30d」は最高出力258PS/190kW、最大トルク560Nmを発揮する3.0リッター直6ターボが、「X6 M50d」にはを3つのターボチャージャーで過給する3.0リッター直6ターボをそれぞれ搭載する。どのモデルもステップトロニック付き8速ATと組み合わされる。さらに、2015年春には「X6 xDrive35i」と「X6 xDrive40d」の2モデルの追加を予定している。
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