昨年の東京モーターショーで世界初公開された、スバル「レヴォーグ」の体感試乗イベント「LEVORG DRIVING EXPERIENCE」が6月21日より全国7会場で開催される。スバルのベストセラーモデル「レガシー ツーリングワゴン」の後継モデルとして誕生した「レヴォーグ」。日本のユーザーのニーズを満たしつつ、「見て、触れて、乗り込んで、運転して満足する車」を目指したという。「レガシーで培ったノウハウの全てを投入した渾身のモデル」とスバル商品企画本部の熊谷氏は話す。ちなみに「レヴォーグ(LEVORG)」ネーミングは、「LEGACY」「REVOLUTION」「TOURING」を合わせているとのこと。フロントから見ると、スポーティーかつワイド&ローを強調したデザインが特徴。サイドビューでは、低く抑えられたルーフラインとルーフの薄型化がスポーティーさを醸し出すと同時に、荷室スペースを確保する実用性をも兼ね備えている。
日本での使いやすさを考慮して設計されたボディサイズは、全長×全幅×全高=4690×1780×1490mm(17インチホイール装着車の場合。ルーフアンテナ含む)。現行「レガシーツーリングワゴン」と比較して全長で100mm短く、全高で45mm低くなった。どちらかと言えば、4代目「レガシーツーリングワゴン」のサイズに近いといえる(全長は同じで、全幅は+50mm、全高は+20mm)。ボディのダウンサイジングを行いつつも、5人乗車時のラゲッジの積載量は現行「レガシーツーリングワゴン」と同等以上の522リッターを確保している。
搭載されるエンジンは、「1.6リッター インテリジェント”DIT”(最高出力170ps/125kW、最大トルク250Nm/25.5kgm)」と「2.0リッター ハイパフォーマンス”DIT”(最高出力300ps/221kW、最大トルク400Nm/40.8kgm)」の2種類。「インプレッサ」に搭載されるFB16エンジンに対して、クランクシャフトを除くほぼ全てのパーツを専用に新開発した、「1.6リッター インテリジェント”DIT”」エンジン。ターボチャージャーにより小排気量ながら2.5NAと同等以上のパフォーマンスを発揮。JC08燃費は13.2km/lとなる。一方「2.0リッター ハイパフォーマンス”DIT”」は、圧倒的な動力性能と環境性能を両立を目指した。エンジン回転数の高回転化により、スポーティーさを高めている。
安全性に関して、「EyeSight」が第三世代に進化したことも特徴の一つだ。ステレオカメラの全面刷新と3D画像処理エンジンの性能向上により、基本性能を向上させるとともに「アクティブレーンキープ」機能が追加となった。
6月21日より始まる試乗イベントでは、レヴォーグの走行性能と「EyeSight(ver.3)」を試乗・体感することができる。イベントへ参加するには、専用ウェブサイトでの事前申し込みが必要となる。