フォルクスワーゲンの米国法人、フォルクスワーゲン･オブ･アメリカは、2014年第4四半期にEVモデル「e-Golf」をアメリカ国内で発売開始すると発表した。「e-Golf」は2013年9月のフランクフルト･モーターショーで世界発公開され、同年12月の東京モーターショーにも登場した。これまでに世界で3,000万台以上販売されたベストセラーカー、フォルクスワーゲン「ゴルフ」。そのEVモデルである「e-Golf」のパワーユニットはEEM85型と呼ばれる115PS/85kWの電気モーター。静止状態から270Nmの大トルクを発生し、100km/hまで10.4秒で加速する俊足の持ち主だ。一方で最高速度は140km/hに制限されている。ちなみに1回の充電で最長190kmの航続距離を実現する。
空力を考慮したアルミホイール、フォルクスワーゲンとして初採用となるフルLEDヘッドライト等、「e-Golf」のエクステリアはガソリンモデルと差別化が図られている。また「C」の文字のようなデザインのLEDデイタイムランニングライトもエクステリアの特徴の一つ。「C」タイプのLEDデイタイムランニングライトは今後、フォルクスワーゲンのEVモデルのアイコンとなるそうだ。またフロントグリル下端の青いストライプはヘッドライトの中まで延長されている。環境を意識したブルーを使用することで高い環境性能を兼ね備えていることを表している。

「e-Golf」は今年の春から本国ドイツでの販売が開始されているが、2014年後半以降に日本での発売も予定されている。

e-Golf