サンフランシスコのベンチャー企業｢Mark One｣社から、革新的な機能を持った「Vessyl」というコップが発表された。
この｢Vessyl｣の驚くべき点はドリンクを注ぐだけで種類判別や成分解析が可能となる点で、内蔵された電子センサーが、注がれたドリンクの成分を分子レベルで解析し、中に含まれるカフェインや砂糖、タンパク質、脂質量、カロリーなどを割り出せる。
また｢Vessyl｣は成分の解析だけではなく製品名や味の違いなども割り出せるため、薄いコーヒーと濃いコーヒーの違いや、コカコーラやペプシコーラの違いも表示されるという。
他にも主な機能として、非接触式での1時間の充電で約一週間の使用が可能になる事や、Bluetooth経由でユーザーが飲んだ飲み物の記録をスマートフォンに表示して習慣を分析する事も可能なので、ダイエットや健康維持に一役買うことも出来る。
さらにスライド式の専用のフタを使えば、タンブラーとして保温機能を高めることも可能となる。
デザイン面も非常にハイセンスで、難しいといわれる機能性とデザイン面の両立をクリア。
クイーンズ大学の学生であったMark One社のジャスティン・リー氏が数年をかけてセンサーを開発した後、有名デザイナーのイヴ・ベアール氏のデザインスタジオ、フューズプロジェクトに持ち込んで製品化を実現させたというエピソードもあり、｢Vessyl｣は技術者達の努力の結晶といえるだろう。
この｢Vessyl｣は現在予約販売とされており、価格は99ドル。2015年に予定されている正式発売後は199ドルとなる予定だ。
(Lion-Maniacs)
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