マセラティとデザイン家具のイタリア名門コラボ『Maserati Lounge Chair by Zanotta』

メイド・イン・イタリーを代表する 2 大ブランドのコラボレーションから生まれたファニチャーコレクションである「Maserati by Zanotta Capsule Collection(マセラティ バイ ザノッタ カプセル コレクション)」。その第2弾が、ミラノサローネ国際家具見本市に出展される。

マセラティ_バイ_ザノッタ_カ高級車「マセラティ」とデザイン家具「ザノッタ」という全く異なる領域のブランドによるコラボは、昨年のミラノ国際家具見本市に出展したラウンジチェア「Maserati Lounge Chair by Zanotta(マセラティ ラウンジチェア バイ ザ ノッタ)」からスタート。その成功から、更なる試みが行われ、今回の作品が生み出された。

新たに送り出されたのは、ラウンジチェアGrandtour(グランツール)」用のフットレスト、チェア「Corina(コリーナ)」、テーブル「Maestrale(マエストラーレ)」の3 点だ。いずれもラウンジチェアと同様、イタリアの建築&デザインユニットLudovica(ルドヴィカ)+Roberto Palomba(ロベルト・パロンバ)のデザインによる高級感と個性溢れるものだ。マセラティのスタイルにインスパイアされた新しいシリーズは、それぞれ単独で使うだけでなく、2 つのブランド哲学の流れを汲み、美的DNA とそこに込められた上質で先端的なスピリットを共有するチェアと組み合わせることによって、一つの世界を完成させ、その広がりを楽しむことができるという。

「グランツール」&「フットレスト」ラウンジチェア用の「フットレスト」は、たぐいまれなテクニックと飽くなき創造的精神でフォルムを追求し続けたイタリア生まれのアメリカ人アーティスト、ハリー・ベルトイアの世界観にインスピレーションを受けて誕生。ベースはクロームだが、ニッケルメッキのグロッシーブラック仕上げも選択できる。ソファ部分は剛性に優れたポリウレタン構造で、ポリウレタン/ダクロン・デュポン張りとなっている。取り外し可能なキルトのカバーは、3タイプを用意する。

「コリーナチェア」「コリーナチェア」の特徴は金属のロッドフレームとレザーのカバーにある。高度なクラフトマンシップが凝縮されたシェルチェアは、その細部や曲線からマセラティモデルのシートを連想させる。軽やかな「アーマー」デザインから伸びるスチールの脚は、クロームまたはニッケルメッキのグロッシーブラック仕上げで、強度に優れたポリウレタン製シェルがやさしい座り心地を実現している。

「マエストラーレ デスク」「マエストラーレ デスク」は、無駄のない直線的な量感があり、スチールのロッドフレーム上に厚みのあるウォールナット材のフラットな天板「Canaletto(カナレット)」が載る構造を採用。天板はウォールナットの合板もしくは希少なピグメントカウハイドで、引き出しを備える。このテーブルのデザインについて、ルドヴィカ+ロベルト・パロンバは「異素材使いと高度な加工技術は、ザノッタとマセラティがともに蓄積してきたノウハウの賜物です」とコメントしている。

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フォルムとコンポジションの追求、そして質の高いクラフトマンシップとの融合は、今回の作品に共通する要素である。さらに、マセラティ クワトロポルテの100周年記念限定モデル「マセラティ クワトロポルテ エルメネジルド ゼニア リミテッド エディション」でコラボレーションした高級メンズウェアブランド「エルメネジルド ゼニア」にも協力を仰ぎ、ゼニアの毛織物工場製のシルク100%の生地とレザーを使用した「Maserati by Zanotta Lounge Chair 」も100台限定制作するなど、デザインの中心的存在であるラウンジチェア自身も発展しており、様々な提案をし続けている。

第2ステージへと入ったマセラティによるファニチャープロジェクト。全く異なる世界で育まれたイタリア2大ブランドによるコラボレーションは、これからも我々を大いに刺激し楽しませてくれそうだ。

Maserati Lounge Chair by Zanotta