2014年、東京の新たなランドマークとなる「虎ノ門ヒルズ」が誕生する。同建物は、東京都が施行し、森ビルが建築を進める再開発ビルで、東京・虎ノ門地区に建設される。建物の地下には環状2号線が新しく開通するなど、超高層複合タワーであり、車道本線が貫通する画期的なプロジェクトとなる。
地上52階、地下5階に及ぶ虎ノ門ヒルズの高さは247メートル。東京ミッドタウンに1メートル及ばないものの、都内で2番目の高さを誇るタワーとなる。延べ床面積は24万4360平方メートルで、30フロアを占めるオフィススペース、国際会議にも対応できるカンファレンス施設、約25店舗のカフェ&レストランが入るほか、 地上には広大な芝生広場をはじめ、四季を通して楽しめる自然を随所に配置する。最上階には日本初進出となるハイアットホテルズの高級ホテル「アンダーズ 東京」が入り、52階のチャペルは都内で最も高い場所にあるチャペルとなる。また耐震性も十分に考慮されており、3種類の制振装置を設置し、東日本大震災クラスの大地震が発生しても耐えうる構造だという。
また、建物の地下には、東京の大動脈となる環状2号線が貫通し、都心部の渋滞緩和も期待される。更に、環状2号線の地上部分に整備される「新虎通り」には、幅40メートルの道路が整備され、片側最大13メートルというゆとりある歩道部も確保される。この通りを、フランス・パリ、シャンゼリゼ通りのようなシンボルストリートにしたいという地元の声もあり、開通をきっかけに周辺開発の活性化に繋がることも期待されている。
東京都の発表によると、今月29日に新橋・虎ノ門間の環状2号線が開通し、5月には虎ノ門ヒルズが竣工予定とのこと。
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