ゼネラルモーターズ・ジャパンより、第7世代目となる「シボレー・コルベット」のクーペモデルが4月12日(土)より販売開始される。
新しいコルベットは、軽量な新開発のフレーム構造とシャシー、パワートレインを採用。従来のモデルから受け継いだものは、たったふたつしかないというフレッシュなモデルとなった。「エイ」の特徴的なフォルムと「ジェット機」のキャビンを連想させる伝統のエクステリアは、さらにエキサイティングな印象を与えるものとなり、見るものの心を一瞬で奪い去る。デザインはエアロダイナミクスにおいても、徹底的に磨き上げられており、高速安定性のためにコルベット・レーシングのデータも活用されているという。
大型の液晶メーターを備えたコクピットを中心に構成されるインテリアは、洗練された素材とクラフトマンシップに、先進技術を融合。高い質感と高機能を誇る。ステアリングホイールは、ダイレクト感を重視し、360mmという小径のステアリングが採用された。シートも快適性重視のタイプとサポート性重視の2種類が設定されており、グレードにより使い分けられている。アナログ表示のメーターは、選択されたモードに合わせて車両特性を最適化する「ドライバーモード・セレクター」とも連動しており、3種類の表示方法を用意。もちろん、メーターのみの表示変更も可能としている。
コルベットのアイコンでもある特徴的なパワーユニットには、伝統であるOHV機構を継続して採用する新開発の6.2LのV8 エンジンを搭載。このユニットは、クルージング中は半分が休止しV4エンジンとして作動するという新機能を備える。これにより、燃料の消費は大きく削減されているという。もちろん、必要となればV8エンジンとして全てのシリンダーが機能し、力強い加速を見せてくれる。組み合わされるトランスミッションは、パドルシフト付きの6速ATと変速時に自動的にエンジン回転数を最適なものに調整してくれる「アクティブレブマッチングコントロール」を備えた新型の7速MTを用意。どちらを選んでもドライバーは、想いのままのシフトコントロールが可能だ。
ボディタイプは、脱着可能なカーボンファーバー製ルーフ付きのクーペとオープンエアを満喫できるコンバーチブルの2種を設定。コンバーチブルの電動トップは、リモコンキーでの開閉ができるほか、50㎞/hまで走行中も動作するようになっており、いつでも気軽にオープンを楽しめる。グレード構成は、460PS/63.6kgmのエンジン仕様となる「クーペ」と「コンバーチブル」。そしてよりハイチューンな466PS/64.2kgmを発揮するエンジンにマグネテックライドコントロールや電子LSDなどの装備が追加される「クーペZ51」と「コンバーチブルZ51」の4タイプ。コンバーチブルモデルは、5月24日からとなるので、もうしばし時間が必要だ。価格は¥9,290,000~¥10,882,000。なお、MTが選択できるのは、クーペモデルのみだ。