2014年3月30日、東京国際空港(羽田空港)国際線新ターミナルに「サクララウンジ」がオープン。ターミナル4階・5階に計3カ所となり、席数を従来の265席から585席に大幅拡張した。
サクララウンジは「モダンジャパニーズ」と、それぞれの空間に変化をもたせた「room to room」という2つのコンセプトにもとづき、JALが追求する「日本のこころ」「日本のおもてなし」を体現した空間。デザインは、JALグループの新商品・サービスの総合アドバイザーである小山薫堂氏(下画像・左)の協力のもと、日本を代表するインテリアデザイナー小坂竜氏(下画像・右)によって手掛けられた。
サクララウンジ本館はターミナルビル中央部分に展開し、エントランスのある4階にダイニングを、5階には滑走路や都心の景色を眺められるくつろぎの空間と、ビジネスコーナーが配置された。
新たに増築されたターミナルビルの5階には、「サクララウンジ・スカイビュー」と名付けられた、大きな窓が全面に広がる大眺望の空間を用意。眺望を生かしたまったく新しい試みとして、フロアに高低差を設けることで、すべての席から飛行機が行き交う風景が楽しめるつくりとなっている。
同フロアには、書道家・武田双雲氏が手掛けたシンボルアートを壁一面に配したバーラウンジが登場。さらに、フロアの奥へ進むに従って家具やカーペットなどのデザインが次々と変化する、バラエティに富んだ空間が展開される。
フロアの最も奥にある静かなエリアには、プライバシーを重視したソファー席とマッサージチェアを配置しよりリラクシングな空間に。シャワー室が増設され、更衣室や授乳室、女性用トイレにはパウダーコーナーも新設された。
新しいJALファーストクラスラウンジについては、ターミナル中央4階部分に従来の約3倍の面積で今年8月末にオープンを予定。なお、ファーストクラスラウンジがオープンするまでの期間は、サクララウンジ本館、スカイビューにそれぞれ優先コーナーを設置している。